課題解決コラム
事例 No.96
やっぱり自分の家がいいな 買い物にも行きたい!
住み慣れた環境で自立した生活を支える福祉用具をご紹介いたします。
進行性の病気を抱えながらも、一人で生活したいという目標をお持ちのご利用者様。ご相談を受けた当初は歩行が少しふらつく程度で生活に支障はない状態でしたが、徐々に病気が進行し歩く・座る・立つなどの基本的な動作が次第に難しくなってきました。
室内の移動や排泄動作など自立した日常生活ができ、意欲的に外出もできるような環境提案をさせていただきました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は室内手すりと外出用の電動カートです。
バディーC
突っ張りタイプの手すりを選定。不安定な移動時でも細身の本体にしっかり掴まれ、歩行時の支援やトイレ便座からの立ち上がり時などに有効です。
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WHILL Model CK2
身体の動きが制限されていますが、指先は制限なく動き認知面も問題ないため、指1本で操作できる今回の機種を選定。小型であるためスーパー等の店内に入ることが容易な点も選定時に考慮しました。分解できるため車に乗せることも可能で、移動先でも使用することができます。
お客様の声
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段階的に導入をしておりますが、導入のたびに「今までより良い。
おかげで転倒を防ぐことができている。これからも施設には行かずこの家で生活していきたい。」と、とても前向きなお言葉をいただくことができました。
ご自身でもご病気を理解されており、過去には気持ちが落ち込むことも多くありましたが、今回の導入で、ご利用者様の気持ちの変化に福祉用具が寄与できたことが嬉しいです。私自身もやりがいを感じる案件でした。
この記事を書いた営業所員
植木 涼平
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 江戸川営業所
電話:03-5612-5073 FAX:03-5612-5074