課題解決コラム
事例 No.25
入院前と同じ生活をしたい!
今回ご相談があったのは、圧迫骨折により入院されていた方です。
急遽退院が決まり、退院当日に家屋調査を行いました。
入院前まで不自由なく生活できていた自宅でしたが、退院後では、今までと同じ生活を送るにはいたるところに障害があることがわかりました。
そこで、少しでも入院前の生活に戻れるように福祉用具で補填ができる自宅環境を整備を行いました。
選定した福祉用具
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自宅内の移動を補助する手すり(トイレ・玄関ポーチ・玄関上がり框・ベッド横)と歩行器
ルーツ スモールタイプ
トイレ内が狭めであったため立ち座り動作だけでなく回転動作時にも使用できるように、手すりが前方に位置しているものを選定しました。
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歩行サポート手すり スムーディ
玄関ポーチ段差に据え置き手すりを設置することで、転倒を予防し安全に昇降動作を行い、外出機会を確保することができることから選定しました。
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あがりかまち用たちあっぷ
玄関あがり框に置き型の手すりを設置し、昇降補助を行う。玄関スペースを確保できる片側タイプを選定しました。
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ルーツ コーナータイプ
所有ベッドに差し込むだけで使用でき、離床動作が行いやすいコの字型の手すりを選定しました。
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セーフティーアームウォーカー Mタイプ SS
圧迫骨折により歩行時に痛みがあり、不安定でした。
小さな車輪が360度回転するため方向転換もスムーズで室内で小回りが利き、体格や自宅内の廊下幅にあわせてSSタイプを選定しました。
お客様の声
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手すり・歩行器をお持ちした当初は、「このような用具を使用するのには、気が引ける」と仰っていたが、お試しいただいた後は「動作がスムーズになり、動作時の痛みも少ない」「レンタルしてよかった」と仰っていただきました。
退院直後は、自宅での生活ができるかと不安であったが必要なところに手すりがあり、歩行器で自宅を移動できることで、なんとか自宅での生活を維持できていると笑顔で話していただけました。
退院直後とレンタル契約時では、お客様の表情が全く違っていたので、私もすごくうれしかったです。
この記事を書いた営業所員
永岡 栞
社会福祉士、福祉用具相談員、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 焼津営業所・静岡衛生管理センター
電話:054-664-0507 FAX:054-664-0509