課題解決コラム
事例 No.235
妻ともう一度花見をしたい
今回は奥様とお出掛けしたいというご要望に対して、玄関手すりを選定した事例をご紹介いたします。
ご本人様と奥様はとても仲が良く、遠出はあまりされませんが散歩やちょっとした買い物に2人で出掛けるのが日課でした。
ある日、ご主人様が脳出血により約3ヶ月入院。幸い軽度の麻痺が残る程度で歩行器があれば歩行は可能でしたが、玄関の上がり框がとても高く、玄関も狭かったため手すり等が設置できませんでした。
もう外出できないのではないかと気持ちが弱くなってしまっていたため、正面玄関以外からの外出方法を検討し、手すりの選定をいたしました。
選定した福祉用具
-
選定した商品は屋外用手すりです。
たちあっぷ540
今まで出入りしていた正面玄関には手すりの設置が難しかったため、縁側からの出入りをご提案しました。
屋外に設置するため、熱くなりにくく冷たくもなりにくい素材の屋外手すりを選定いたしました。
お客様の声
-
退院後、ご本人からは「縁側から出入りする発想は無かった。念願の花見も諦めていたから、外出できるのが夢のようだ。人生何が起きるか分からないから、今後は妻と旅行もしてみたいな。」と、とても前向きな意見をいただきました。
奥様・娘様からも「またこうやって一緒に外出できるのがとても嬉しい。」「入院前と変わらない両親の笑顔が見れて嬉しい。もしかしたら入院前よりも笑顔が増えたかも?」とのお言葉をいただきました。
私まで笑顔が溢れてきて、ついついご夫妻と長話をしてしまいました。
この記事を書いた営業所員
大森 雄也
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 板橋営業所
電話:03-3558-5520 FAX:03-3558-5522