課題解決コラム
事例 No.81
外出を前向きにしてくれる次世代車いす
筋萎縮性側索硬化症(ALS)により下肢の筋力が低下し、歩行が不安定になってご自宅での転倒が増えてきた利用者様から、福祉用具導入の相談をいただきました。
ご本人はまだ50歳代で若く、普段できていたことが疾病によりできなくなってしまったことにショックを受けており、今後疾病が進行しできないことが増えていくことにも不安を感じているご様子でした。
「買い物はネットでもできるけど、やはり自分で見て購入したいものもある。車いすを手で漕いで近くのコンビニとか行けないかな。」とのご要望があり、外出手段を検討することになりました。
選定した福祉用具
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選定した商品は電動車いすです。
WHILL Model CK2
コンパクトで洗練されたデザインの電動車いすです。
前輪が横にも回る仕様になっているためその場での旋回ができ、空気を入れるタイヤではないのでパンクもしません。5cmの段差まで乗り越えられるため、移動場所が制限されづらい特徴があります。
お話を聞いていく中で、不安から外出範囲を自ら制限されているように感じ、自分で漕ぐタイプよりも電動にした方が、より要望に沿った生活ができるのではないかとご提案しました。
お客様の声
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後日、利用状況の確認で訪問すると「近くのコンビニだけじゃなくて、電動車いすを使って電車に乗って会社にも行けた。外出が全くできなかったけど、最近は毎日のように出かけているよ。」と、明るい顔をされていました。
この記事を書いた営業所員
小澤 俊
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具プランナー
株式会社ヤマシタ 練馬営業所
電話:03-5923-5101 FAX:03-5923-5103