課題解決コラム
事例 No.65
つるつる滑る床の対策
歩行が不安定になってきた独居のご利用者様。ケアマネージャーさんから「床が滑りやすいので住宅改修で床材変更できないか?」という相談を受けました。
実際に現地へ確認に行くと、玄関框と廊下の床材がつるつる滑り、ご利用者様も居室から玄関へ出るのに恐怖感がある様子でした。
ただ、床材がすでにフローリングで、住宅改修の床材変更は対象外のケースだったため、ご利用者様・ケアマネージャーさんと福祉用具での対応を検討しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は手すりです。
バディーC
バディーCは床と天井を突っ張り固定する手すりです。
本人様の動作的に、玄関へ出る際は廊下に置いてある棚を手掛かりにしていたため、何かを支持していれば慎重に歩くことができるご様子でした。
玄関を上がって居室までの動線に何も手掛かりがなく、床材の滑りやすさも相まって転倒への不安が強かったため、玄関框段差の昇降時と廊下移動時に掴める位置に手すりを設置しました。
お客様の声
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「こんないいものがあるんだ!」と福祉用具について知っていただくことができました。届く位置に手すりがあることで身体のバランスを維持できるため、「これなら怖くない。」と喜んでいただけました。
この記事を書いた営業所員
野田 菜月
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 東大阪営業所
電話:06-6748-7431 FAX:06-6748-7430