課題解決コラム
事例 No.57
今まで通りできるだけ自分の力でお風呂に入りたい
今回はお風呂場で活躍する福祉用具の導入事例と、使い方のポイントを紹介させていただきます。
ご相談を受けたご利用者様はお風呂がとてもお好きな方で、できる限りご家族様の力を借りずに入浴をしたいと思っていらっしゃいました。しかし身体機能が低下してきたことにより、支えがないと足を上げた際に体がふらついてしまい、ご家族様も心配されていたのでお風呂に浸かることができていませんでした。
そこで、お風呂に浸かる楽しみを取り戻すべく、浴室の環境整備を行うことになりました。
選定した福祉用具
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選定した商品は浴槽手すりと浴槽台です。
高さ調節付浴槽手すり
浴槽への出入りと浴槽内での姿勢保持をサポートする浴槽手すりです。
片手でも両手でもしっかり握れるグリップ形状。
身体機能低下により、浴槽の跨ぎ動作で足の上げ下げを行う際に支えがないと転倒のリスクがあった為、体を安定させられるように浴槽手すりを選定しました。
工具不要で簡単にグリップの高さや幅の調整ができる点もポイントです。 -
浴槽台[ユクリア] ソフトレギュラー
浴槽が深くて跨ぎ動作が大変な際にサポートします。また、浴槽内で腰掛る事で立ち座りも楽に行えるようにする福祉用具です。
浴槽の跨ぎ動作で手すりを掴まっても足を高く上げる事に抵抗があった為、足を高く上げなくても浴槽の跨ぎ動作を行えるように選定しました。
お客様の声
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後日ご本人様から「一人でも安心して浴槽を跨げるようになり、以前のように楽しくお風呂に入れるようになりました!」とお言葉をいただきました。
ご家族様からも「介助する負担も減り、本人が毎日楽しくお風呂に入っていて本当に助かりました。」とお声をいただき、私も大変うれしかったです。
この記事を書いた営業所員
野口 光彦
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 茨城営業所
電話:029-231-2001 FAX:029-231-1808