課題解決コラム
事例 No.209
トイレの手すりを片側だけ高くすることですぐに解決!
ご利用者様より、ポータブルトイレへの移乗が怖いとのお話がありました。
詳細を伺うと、車いすから移乗する際にバディーに掴まって立ち上がり180°旋回して着座しますが、旋回時に遠心力が働きバランスを取りにくいことが分かりました。
ゆっくり旋回するにはどうしたら良いのか考えた結果、1点を両手で掴んで旋回するのではなく、片手ずつ2点に掴まった方がゆっくり旋回できるのではないかと考えました。そこでサイドバーを取り付けようとしましたが、ベッドの位置の兼ね合いで取り付けられなかったため、トイレの手すりを片側だけ高くしたところ問題を解決できました。
選定した福祉用具
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使用した介護用品はポータブルトイレです。
ポータブルトイレ FX-CP
幅が55㎝とコンパクトなポータブルトイレです。
肘掛けの高さが調整できるので、今回は移乗の際の支えにできるよう片側を高くしました。
お客様の声
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その場ですぐに解決できたことで、ご本人様・ご家族様・ケアマネージャー・ヘルパーから「思いつかなかった!いいね!」と高評価をいただきました。
日常生活動作の不安や怖さを即座に取り除く提案ができて良かったです。
この記事を書いた営業所員
山口 明華
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 横浜旭営業所
電話:045-391-6510 FAX:050-3153-0371