課題解決コラム
事例 No.132
トイレでの『ドスン』と『どっこらしょ』を解決
ご利用者様は腰部圧迫骨折と下肢筋力の低下から、便座の立ち座りで毎日苦労されていました。ご相談を受けトイレを確認させていただくと、トイレ内につかまる場所が無い点と、便座の高さが低いことが原因でした。
楽に立ち座りができるよう、トイレ内の環境整備を検討しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具はトイレ用手すりと補高便座です。
洋式トイレ用スライド手すり
ご利用者様が日中過ごす時間の多いリビングでの、立ち上がる際にテーブルを手のひらで押す動作からヒントを得ました。
トイレ脇にも手すりを設置することにより、手のひらで身体を押し上げて立ち上がりやすくしています。 -
補高便座 50mm レギュラー
手すりと同様に、リビングでの動作を参考にしております。
リビングの椅子の座面高は約44㎝で、スムーズに立ち上がることができていました。
高さ39㎝だった便座に補高便座を設置することで、リビングの椅子と同じように便座高を44㎝にしております。
お客様の声
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利用者様からは「介護保険を利用したサービスでも、レンタルや購入があるなんて知りませんでした。この組み合わせを選んでいただき、トイレの動作が楽になりました。」とのお言葉をいただくことができました。トイレ問題は毎日のことなので、解決してとても嬉しく思います。
この記事を書いた営業所員
大久保 俊
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 中原営業所
電話:044-777-5995 FAX:050-3153-1344