課題解決コラム
事例 No.189
歩行器のおかげで夫婦仲も元通り
ご利用者様は股関節の手術をし退院されましたが、術後の痛みで自宅内の移動も億劫で奥様に介助してもらっており、以前のような生活をしたいとご相談を受けました。
以前は日課で散歩に出かけていましたが、散歩ができなくなり意欲が低下し、些細なことに苛立って奥様に強くあたってしまうことがあったようで、当初は室内移動のみ検討予定でしたが、より外出への意欲が高まったそうです。
そこで以前の生活に近づけられるよう、歩行器を選定させていただきました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は室内用と外出用の2つの歩行器です。
MgウォーカーⅣ型
室内は敷居の段差が複数あり、賃貸で住宅改修が不可のため、軽量タイプを選定しました。
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ショッピングターン
外出用は、休憩時に着座可能で、体格に合わせてゆとりのあるショッピングターンを選定しました。
お客様の声
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その後モニタリングで訪問した際に、「歩行器のおかげでトイレ、リビングまでの移動も楽になったよ。
手術する前は日課で妻と近くの公園に行ってたんだけど、退院後は一度も行けてなかったから、散歩と買い物もできるようになって嬉しい。」と喜んでいただけました。
奥様からも「最近は些細な喧嘩も減って、夫の笑顔が増えたよ。」とお言葉をいただきました。
当たり前だったことができなくなることで夫婦の関係性まで影響が出て、1つ2つできるようになることでこんなに気持ちの変化があるんだと実感ができ、福祉用具の必要性、重要性を改めて感じる案件でした。
この記事を書いた営業所員
増田 敬
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具選定士
株式会社ヤマシタ 奈良営業所
電話:0743-62-8881 FAX:0743-62-8880