課題解決コラム
事例 No.253
「またトイレで転んでいるのでは」奥様の不安を解消したい
今回は、トイレ内での転倒予防と奥様の介護負担軽減を図るために、トイレ手すりを導入したケースをご紹介させていただきます。
ケアマネジャー様より「トイレ内での転倒が続いているようだが、状況がよくわからないので一緒に訪問してほしい」とご依頼があり、訪問したところ持病によるふらつきが以前よりも悪化していました。
認知症状も出ており、危険動作を修正できない状態でしたので、現在行っている動作をあまり変えずに転倒を防ぐことができるよう、置き型のトイレ手すりを選定させていただきました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は置き型のトイレ手すりです。
洋式トイレ用スライド手すり
便器に固定し、ひじ掛けのように使うことができる手すりです。
ご自宅のトイレ内には壁付けの手すりしかないため、立って用を足した後方向転換をする際に掴まるところがなく転倒している状態でした。
立位保持と方向転換が安全に行えるように、ひじ掛けを高く設定して設置しました。
お客様の声
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後日ご利用状況を確認したところ、奥様より「自然と手すりを利用できているようです。手すりがついてからは転倒もないし、姿勢が安定したからか便器周りを汚すことも減ってとても楽になりました。」とのお言葉をいただくことができました。
ケアマネジャー様からも「一緒に見に行ってもらって良かった。」と喜んでいただけました。
この記事を書いた営業所員
神谷 智子
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 船橋営業所
電話:047-441-7272 FAX:047-441-7273