課題解決コラム
事例 No.296
トイレで立ち上がれないんじゃないか…の不安を解消
ご利用者様は、転倒し入院を経験してから下肢筋力の低下が著しく、退院後に自宅便座から立ち上がれないことがありました。
「トイレには行きたいけどまた立ち上がれなくなったら怖いし、家族にも迷惑かけるから…」とお悩みでしたので、便座への立ち座りの際に使用できる手すりを提案しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は2種類の手すりです。
ルーツ スモールタイプ
便座からの立ち座りを補助する置き型手すりです。
片手すりか両手すりかを選択することできます。トイレが扉に対して横向きについているため、両側に手すりがあると侵入しづらいと判断し片手すりを設置しました。
手すりの位置が少し前側についているので、前傾姿勢になりながら立ち上がりしやすいです。 -
バディーC
床と天井を突っ張ることで設置できる手すりです。
トイレの位置を考えると置き型タイプは片側にしか置けませんが、立ち上がりにはもう一か所ある方が安心でした。
バディーCであれば入口を塞ぐことなく設置でき、ご利用者様の動作に合わせた位置に設置することができます。
お客様の声
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「こんなに便利なものがあるなんて知らなかった。これのおかげで安心してトイレに行ける。用具を使うのは抵抗があったけど、手すりを使ってでも自分でできるってやっぱり嬉しい。」と、とても喜んでくださいました。
この記事を書いた営業所員
國井 綾乃
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 市川営業所
電話:047-378-1269 FAX:050-3156-0910