課題解決コラム
事例 No.174
家族との時間を大切に
今回は、大腸がんにより入院をされたご利用者様の、早く家に帰って家族の時間を増やしたいという想いを叶えるために選定したベッドと車いすについて紹介させていただきます。
ご相談を受けた利用者様は、50代で子どもも小さく、早く退院して家に帰り子どもとの時間を増やしたいと思っていました。
ベッド上での時間も長く、自力での歩行や座っているのも困難でしたが、ベッド上でご飯を食べたり、桜が咲く時期に家族と外出したいということで、ベッドと車いすを選定させていただきました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具はベッドと車いすです。
楽匠プラス Hタイプ 3モーション
ご家族で食事をする際やテレビを見る際などに身体の負担を少なく起き上がりができ、起き上がった際には座った状態に近くなるものを選定しました。また、奥様が家事で離れていてもリモコンとスマートフォンでの呼び出し機能を使い、ご家族様が安心できる点がポイントです。
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マイチルトコンパクトⅡ
外出する際、身体の負担を少なくするため、ティルト・リクライニング機能が付いている商品を選定しました。
お客様の声
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後日奥様とケアマネジャー様から、「退院してから家族と一緒にご飯を食べ子どもと一緒の部屋で寝ることもでき、友達がお見舞いに来られた際は楽しくベッド上でお話もできています。また、車椅子を使用して一緒に花見ができて良かった。」とおっしゃっていただけました。
私としても、少しでも家族との大切な時間を作れたことに嬉しい気持ちになりました。
この記事を書いた営業所員
奥嶋 卓也
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 三重営業所
電話:059-359-6357 FAX:059-359-6358