課題解決コラム
事例 No.60
別宅の息子夫婦に負担を掛けず、ひとりで自立した起き上がり・移動がしたい
ご利用者様は一人暮らしで、3ヶ月前頃から急に左足の付け根に強烈な痛みが出ておりました。また、1ヶ月前頃から腰痛も発症すると共に左足の痛みも増強。
布団からの起き上がりからも苦痛で、這って移動する状況までに悪化してしまいました。
特にトイレに関しては夜間も含めて10回程度あり、その移動自体が非常に大変との事から、生活全般も含めた住環境整備の相談と早急な対応を依頼されました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は自走型車いすと手すりです。
スキット5 自走
自宅内は敷居の段差等も無いバリアフリー住宅で申し分ない環境でしたが、動線上の廊下幅が800㎜程度でクランク形状でした。また、トイレの扉が外開きで有効開口幅も700㎜程度ということから、通常の自走型車いすでは自操の取り回しが難しいと判断。体格も大柄でないという面も考慮しこちらの商品を導入しました。
ご本人の同意を得てトイレの扉を取り外したことで、扉の開閉動作及び開口幅が広がり移動がスムーズになった点もポイントです。 -
あがりかまち用たちあっぷ 両手すりステップ台付
玄関の上がり框の高さが280㎜程度あり、来訪者の度の施錠動作が大変とのことでした。手すり等の支持物があれば何とか歩行可能な為、上がり框の高さを低くできるステップ台付きの置き型手すりをご提案しました。土間の奥行自体が1000㎜程度であったこともこともあり、安楽な昇降動作と共に施錠も負担なく行えました。
お客様の声
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後日、導入後訪問を実施した際に「以前のような生活水準に戻ったようになった。もっと早くあなたに相談しておけば良かった。」とお言葉をいただき、大変嬉しかったと共にこの仕事の醍醐味を味わえた瞬間でした。
この記事を書いた営業所員
浅井 正
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具プランナー、可搬型階段昇降機安全指導員、福祉用具選定士、リフトリーダー
株式会社ヤマシタ 豊田営業所
電話:0565-25-1222 FAX:0565-25-1223