課題解決コラム
事例 No.285
退院後も生活スタイルを変えずに過ごしたい
ご主人とお二人で暮らしているご利用者様でしたが、自宅玄関で転倒し大腿骨を骨折され入院されていました。
ご自宅は2階建てで、日中は1階のリビングダイニングや和室、夜間は2階の寝室で休まれているため、退院後の生活スタイルを検討。
寝室を1階に移すことには抵抗があるということで寝室はそのままに検討を進めました。
夜間も2~3回トイレに行くということから1階と2階にあるトイレへの安全な導線が必要と判断し手すりを選定しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は2種類の手すりです。
バディーC
1階のトイレには突っ張り型手すりを選定しました。
こちらの商品は部屋の隅に設置可能で、出入りの妨げにならずに設置することができます。
便座の高さが40cmほどでしたので、立ち上がり動作にお役立ていただいております。 -
ルーツ スモールタイプ 片手すり
2階のトイレは構造上突っ張り型手すりの設置が難しく、便座の高さも1階のトイレより少し低いため、座る動作が安定するよう置き型手すりを選定いたしました。
こちらの商品に掴まることで、座る際にドシンと座らないよう体重を残しながらゆっくり座ることが可能です。
両手すりタイプもございますが、片側の壁にボックス棚があり手すりと干渉してしまうため片手仕様にいたしました。
お客様の声
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1階のトイレはご主人もよく利用されるとのことで、「すっきりと設置できる突っ張り型手すりで邪魔にならずいいね!」とお声をいただきました。
ご本人様も「立ち座りの時に掴まれて助かってます。退院してすぐだから不安だったけど、こんなにすぐ設置できるレンタル手すりがあり本当に良かったです。」とお喜びいただけ、私も大変嬉しかったです。
この記事を書いた営業所員
関根 透
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 国分寺営業所
電話:042-328-0631 FAX:042-328-0632