課題解決コラム
事例 No.205
長距離歩行を諦めない歩行器
今回ご相談をいただいたのは、90代男性のご利用者様。
最近は体力的にも長距離を歩けなくなっていましたが、自分のことで同居のご家族には迷惑をかけたくないという思いが強い方でした。
今まではシルバーカーを使って買い物に行かれていましたが、腰も曲がってきて歩くときの視線も下向きになり、長距離を歩くことへの不安を抱えておりました。
そこで、長距離を歩くのが不安だからと外出機会を減らすのではなく、安心して外出しお買い物ができること、ご家族様に迷惑をかけたくないというご本人様の意思を尊重して、歩行器をご提案しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は歩行器です。
テイコブリトルワゴン
車体幅が49.5cmとコンパクトな設計で、カゴを縦にして載せてそのまま店内を回ることができます。大容量のアルミフレームで最大積載量は8㎏なので、購入したものをたくさん載せられます。
前輪の車輪角度も直進・90度・360度回転の3段階で調節ができ、歩行状態に合わせて変えられます。
座面付きなので座って休憩もできる点もポイントです。
お客様の声
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お客様からは、「本当にこれがあって助かっている。これがあれば買い物だけでなくてどこにでも行けちゃうよ。ありがたいねえ。」と感謝のお言葉をいただきました。買い物だけでなく、歩行器を使って近所をお散歩されたり、ご友人と歩いてお出かけされたりしているそうです。
この記事を書いた営業所員
佐藤 碧美
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級、社会福祉士、精神保健福祉士
株式会社ヤマシタ 江東営業所
電話:03-6660-2601 FAX:03-6660-2605