課題解決コラム
事例 No.16
休憩しながらも安心・安楽に外出できるように
今回は外出支援として歩行器をご提案した事例をご紹介します。
脊柱管狭窄症による下肢の痛みがあり、屋外移動に不安を持っておられることから、外出機会が減少している方からのご相談でした。
ケアマネジャーさんもご利用者様と初めてお会いするということで、一緒にご自宅へ訪問してご利用者様に適した福祉用具を提案してほしいというご依頼でした。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は歩行器のミケーレです。
ミケーレ
これまで屋外移動はお手持ちの登山用スティックを使用し、何とか通院もされていました。しかし、最近では少しの距離でも足の痛みや疲れが見られるようになっている為、痛みや疲れがある時でもすぐに休憩できるよう座面付きの歩行器を提案し、その中でも男性に使っていただきやすいよう落ち着いたデザインのものを選定しました。
また、ご利用者様にAIを使った歩行解析ソフトで歩行状態の確認ができることをご提案し、歩いている後ろ姿を撮影し歩行評価を行いました。解析の結果、痛みが強い右足を庇っていることからか歩行リズムに少しのバラつきはありましたが、左右差やふらつきは無いことが分かり、選定した歩行器で安全にご利用いただけることを確認しました。
お客様の声
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「歩行器の座面に座って休める安心感があることで、外出への不安が減りました。デイサービスの利用も始まったので、通院だけではなくデイサービスにも歩行器を持参しようと思います。
自分の歩く姿を見ることは滅多にないので少し照れくさかったですが、動画や自分の歩行状態を知れたので良かったです。」とお言葉を頂きました。
この記事を書いた営業所員
西村 知佳
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級、社会福祉士、介護福祉士
株式会社ヤマシタ 京都南営業所
電話:075-605-0666 FAX:075-605-0688