課題解決コラム
事例 No.104
こたつでのおやつが至福の時間
今回は、以前の習慣かつ楽しみだったこたつで安らぐ時間を無くしたくない、という希望を叶えるために選定した手すりと歩行器について紹介させていただきます。
ご相談を受けたご利用者様は、以前よりこたつでテレビを見ながらおやつを食べることがご自身の至福のひと時でありましたが、脳梗塞により左上下肢麻痺が残ったことで床からの立ち上がりが困難になってしまい、自力歩行も転倒のリスクが高い状態でした。
しかし、これからも自身の楽しみであるこたつでのひと時は継続したい、お菓子も自分で買いに行って自分で選びたいというご意向があり、手すりと歩行器を選定させていただきました。
選定した福祉用具
-
選定した福祉用具は手すりと歩行器です。
スタンディ
置き型手すりの中でも、平面で手を置くところがあるタイプの手すりです。握るだけでなく肘や体を預けて立ち上がりができるので、半身に麻痺があっても立ち座りが行いやすいものを選定しました。
-
テイコブリトルワゴン
近所のスーパーに行った際に、買い物かごが載せられるタイプの歩行器を選定。また、体力的に頻繁には買い物に行けないとのことだったので、多くの商品を入れることができるよう、かごが大きいタイプを選定しました。
お客様の声
-
後日ご訪問した際に妹様から、「手すりを使ってこたつでお菓子を食べており、本人も気に入っている。また、歩行器を利用して自身の食べたいおやつを自分で買いに行くことができ、脳梗塞になる前と変わらない生活を続けられ、本人も嬉しそうだし私もほっとしている。」とお話があり、私自身も嬉しかった案件でした。
この記事を書いた営業所員
川上 美空
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 上尾営業所
電話:048-770-3400 FAX:050-3153-0723