課題解決コラム
事例 No.139
寝室にこもらずリビングで過ごしたい
入院前は自分で家事もこなし、家事仕事が終わるとゆっくりリビングで過ごすのを楽しみにされていたご利用者様。
屋外で転倒してしまい大腿骨骨折のため入院。骨折の影響や入院による下肢筋力の低下で、退院後は屋内の移動も大変になってしまいました。
そのため家族不在時はトイレもベッド脇のポータブルトイレを利用し、小さなテレビやラジオをベッド近くに置いて、ほとんどの時間をベッド上で過ごしていました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は屋内用手すりです。
歩行サポート手すり スムーディ 屋内用
屋内の動線に設置し、移動動作を補助する手すりです。
屋内の移動に歩行器の利用も検討しましたが、一人で利用する際にふらつき転倒の危険があるため、一人での歩行器利用は不可でした。
リハビリやデイサービスで手すり歩行は練習していたため、屋内手すりを設置。据え置き型の手すりのため、ベッドから立ち上がってすぐに手すりにつかまることができ、リビングの椅子までの動線を家族不在時でも安全に移動ができるようになりました。
お客様の声
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家族不在時の日中でも、リビングで食事をしたりテレビを見られるようになりました。またベッドから移動することで運動機会の増加、筋力低下予防にもつながり、ご家族の方にも喜んでいただけました。
この記事を書いた営業所員
石原 芳樹
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具プランナー
株式会社ヤマシタ 群馬営業所
電話:027-263-1133 FAX:027-263-1134