課題解決コラム
事例 No.284
入浴に対する恐怖を払拭!
今回は浴室の環境整備を行ったケースについてご紹介します。
ご利用者様はフレイルの診断を受け、直近半年で身体機能が急激に低下していました。
両変形性膝関節症のほか下肢のむくみやバランス低下が見られ、家の中で尻もちをついて立ち上がれないことも何度か続いておりました。
特に入浴においては、浴室への出入り・湯舟の跨ぎや立ち座り・洗い場での立ち座りといった全ての動作に不安を抱かれていました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具はシャワーチェア、浴槽手すり、滑り止めマットです。
折りたたみシャワーベンチ FSフィット
背もたれと肘掛け付きのシャワーチェアです。
座面の高さが調節可能なので、立ち上がりやすい高さに設定することで、膝への負担が少ない立ち座りの動作が行なえます。
洗い場のスペースが限られていましたが、立ち上がりの際に片方の肘掛けを跳ね上げることで出入り可能でした。 -
ユニットバス対応浴槽手すり UST-130UB
浴槽の跨ぎ動作のため、工事不要で取り付けられるグリップを選定しました。
仰け反った姿勢から身体を起こす際には、浴槽側に付いた小さいグリップに掴まることができるのも良い点です。 -
おく楽 すべり止めマット AR 中
浴槽から立ち上がる際に踏ん張りが利きづらかったため、滑り止めマットを選定しました。
浴槽手すりと併用することで膝への負担を減らし、少ない力で立ち上がることができます。
お客様の声
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「お風呂に入るのが怖くて仕方なかったのですが、用具を揃えてもらったことで安心して入ることができています。
特に滑り止めマットが便利で、色も気に入っています。」とお喜びの声をいただきました。
この記事を書いた営業所員
米原 卓耶
福祉用具専門相談員、福祉用具プランナー、福祉用具選定士、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 国分寺営業所
電話:042-328-0631 FAX:042-328-0632