課題解決コラム
事例 No.155
散歩の日課を取り戻すため、玄関の段差を克服したい
疾患の影響で下肢筋力が低下された男性のご利用者様からご相談をいただきました。
長年、奥様と毎朝近所の公園までお散歩をすることが日課になっていらっしゃいましたが、下半身の筋力が低下されてからは玄関で転倒することへの不安から、お散歩に行くことがなくなっていました。
初回訪問時には、何かつかまるところがないと移動が不安定なご状態でしたので、もう一度奥様と公園に行くために、玄関を安全に出られるよう福祉用具(介護用品)を選定いたしました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は手すりです。
歩行サポート手すり スムーディ 伸縮タイプ
重みがあり安定感のある鉄板を用いており、安心して力を加えることができます。
工事不要で設置することができ、玄関扉の開閉の邪魔にならないように設置しました。
お客様の声
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後日訪問した際、ご利用者様から「公園まで散歩をすることができた」とお伝えいただきました。
玄関で転倒したら奥様に迷惑をかけてしまうと思い外出の意欲が低下していましたが、手すりを設置したことによって転倒への不安が少なくなり、奥様との公園へのお散歩が再び日課になったそうです。
福祉用具を提案することにって、ご利用者様の日課を取り戻すことができ、私自身も非常にやりがいを感じました。
この記事を書いた営業所員
小木 康平
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 小牧営業所・中京衛生管理センター
電話:0568-73-6601 FAX:0568-73-7335