課題解決コラム
事例 No.201
ご近所の方との交流を続けたい
ご利用者の方はご近所や町内の方と長年交流があり、顔をあわせて話すことを日々の楽しみの一つとしていました。
しかし、脳幹出血により長期間の入院となり、長距離の歩行やコミュニケーションが難しくなってしまいました。
リハビリにより自力で歩けるまでに回復はされましたが、ふらつきがありお一人での外出に不安が残る状態でした。
これまでの生活を何とか取り戻したいとの思いから、安全に過ごせる環境調整、外出支援のための福祉用具を選定しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は手すりと歩行器です。
ルーツ ロングタイプ
昔ながらの家屋であり、自宅内には段差が多くありました。
疾患の影響で歩行のふらつきがあるため、伝い歩きができるように長めの据え置き型手すりを選定しました。 -
リトルターン
タイヤの大きい歩行器で、屋外を安定して歩行できるよう図りました。
保管場所や出し入れのことも考慮し、コンパクトに折りたためて収納しやすい機種を選定しました。
お客様の声
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ご利用者様とご家族様より、「退院後の生活が不安だったが、手すりと歩行器を使うことで生活動作が自立し安心できた。これから少しずつ今までの生活を取り戻していきたい。」と前向きなお言葉をいただけました。
長年付き合いのあるご近所の方との交流も続けられており、「皆さんが気にかけて声を掛けに来てくれることが嬉しい。」と笑顔が見られ、私も嬉しくなりました。
この記事を書いた営業所員
森本 栄子
福祉用具専門相談員、福祉用具プランナー、福祉用具選定士、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 金沢営業所
電話:076-269-1781 FAX:076-269-1782