課題解決コラム
事例 No.3
「人の助けを借りずに入浴したい」を叶える手すり
今回ご相談をくださったのは、80代女性。加齢に伴い下肢筋力が低下し、立ち座りや歩行の際には掴まるところが必要な方。夫と二人暮らしをされています。
週3回ヘルパーさん介助のもと入浴しています。もともと、シャワーチェア(高さ調整のできる洗い場用のいす、ひじ掛け付き、介護保険を利用して購入が可能)を使って立ち座りできていましたが、だんだんと動作が困難になってきました。
また、浴室の出入りも大変になってきました。
そこで、ご本人の現在の状況により合う手すりを検討することになりました。
ヤマシタとしては、浴室の出入りと洗い場での立ち座りを安全に行うことを目指して、下記の福祉用具をご提案しました。
選定した福祉用具
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設置のための工事不要、水廻りでも使えるレンタル手すり
自在手すり ツインディ 水廻り用 プロテクター付
浴室に置くだけで使える手すりです。持ち手の部分は使いやすい角度に調整可能。
浴室に入る際に掴まれて、そのままシャワーチェアに腰掛けられる位置に設置しました。
一般的に立ち座りするときはなるべく前方に手すりがあった方が動作しやすいと言われています。今回のケースでも、シャワーチェアの前方に手すりが設置できたことによって、ご自身で安全に動作ができるようになりました。
お客様の声
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もともと手すりはありましたが、それだけでは不安になってきていました。
ちょうどよい位置に手すりを置いてもらったので、浴室の出入りや洗い場での立ち座りを安心して行えるようになりました。
今でもヘルパーさんに手伝ってもらいながらですが、自宅でお風呂に入ることができています。
この記事を書いた営業所員
藤本 裕香
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 世田谷等々力営業所
電話:03-5752-1072 FAX:03-5752-1075