課題解決コラム
事例 No.55
難病のALSでも、家族と休日に出かけたい
家族で色々な場所に出かけたいという希望に合わせて、車いすを導入した事例です。
ご利用者様は、昔から奥様・娘様と外出する事が好きな方でした。しかし難病のALSにより、手足などの筋力が弱くなってしまったことで、現在はベッド上で過ごす時間が長くなりました。ALSはいずれ歩いたり呼吸したりすることも困難になる為、ご本人はもう外に出かけることは難しいと考えていました。
そんな中、奥様・娘様の「今のうちに一緒に出かけて沢山思い出を作りたい」という願いを叶えるために、車いすを導入させていただきました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は車いすです。
ティルト・リクライニング車いす くるーん
選定した車いすは、姿勢を楽に保持できるようティルトリクライニングの機能が付いたものです。操作レバーが一つで高齢の奥様でも操作がしやすい仕様になっています。ティルトリクライニング車椅子の中でも比較的軽量で、自家用車(福祉車両)に積み入れがしやすいです。
お客様の声
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奥様から、「主人と一緒に出掛ける事ができるなんて、私たち家族も諦めていたので本当に嬉しかった。これからも車いすを使って色々な所に出かけて、家族の思い出を作っていきたい」とのお言葉をいただくことができました。偕楽園の梅まつりにいったとの事です。車いす1つでご本人にとってもご家族にとっても豊かな時間を作れたと思うと、私自身も嬉しく感じました。
この記事を書いた営業所員
河原 裕次
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 茨城営業所
電話:029-231-2001 FAX:029-231-1808