課題解決コラム
事例 No.59
習い事を続けて友人と楽しい時間を過ごしたい
ご利用者様は習い事や趣味が多く、ご友人との交流を楽しみに生活されていましたが、持病が悪化し両足の痺れや急な脱力がみられるようになり自宅内で転倒してしまいました。
転倒の不安により習い事にも参加できず気持ちも閉鎖的に。
「安心して生活できる環境と、友人との交流を楽しみながら習い事を続けれる提案をしてほしい」とのお話を頂き、ご本人・ケアマネジャーさんと一緒に、安心して生活が送れるよう自宅内と屋外の福祉用具について検討しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は4点杖と手すりです。
カーボン四点可動式スモールタイプ かすみ草
杖先が4本に分かれている4点杖を選定しました。
杖先が4本に分かれていることで1点杖より安定し自立もします。
支柱が前後に稼働するため地面との接地もしやすいです。
また、自宅内やお洋服にこだわりがあるような印象を受けたため、かわいらしいデザインの方が気に入ってくださると思い、かすみ草のデザインの4点杖をお持ちました。 -
ルーツサイドタイプ
ベッドに差し込んですぐに使える手すりを選定しました。
鉄板が重たいので安定感もあります。
所有の家具調のベッドをお持ちでしたのでそちらのベッドに設置しました。
寝返りはもちろん、起き上がり立ち座り時にも使えるマルチな手すりです。
自宅内の雰囲気を壊したくないとの意向もあり、シンプルな形状で場所も取らない設計になっておりお部屋にも馴染みます。 -
ルーツスモールタイプ両手すり
トイレに置くだけで使える手すりを選定しました。
手すりが身体の斜め前にくるようになっているため、立ち座り動作がしやすいです。また、環境に応じて片手のみの設置も可能です。
こちらの商品はつなぎめがなくお手入れもしやすいので、汚してしまっても簡単にふき取ることができ衛生的です。
足の力が入らない時があるようなので、手すりを設置することで便座からの立ち座りがしやすくなります。
お客様の声
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「自宅内に手すりがあることで、日常生活の動作がスムーズになり気持ちも前向きになりました!一番気に入っているのは4点杖で、外出も安心してできるようになりました。友人からも素敵な杖ね!と声をかけてもらうことが多く嬉しいですし、なにより友人との時間が楽しいです。」と訪問するたびにご友人との出来事をお話してくれます。最初にお会いした時よりも明るくなっている印象を受け、私も嬉しいです。
この記事を書いた営業所員
中川 智香子
福祉用具専門相談員、福祉住改環境コーディネーター2級、社会福祉士
株式会社ヤマシタ 豊田営業所
電話:0565-25-1222 FAX:0565-25-1223