課題解決コラム
事例 No.114
安心してトイレに行きたい
今回、廊下やトイレ内に手すりを導入したケースを紹介させていただきます。
身体が今までのように動かなくなり、一人でトイレに行けなくなってしまったご利用者様。寝室からトイレまでの3~4mほどの廊下に捕まるところが無いため、何か良い方法はないかと同居されているご家族様よりご依頼を受けました。
ケアマネージャーと相談し、少しでも歩いてトイレまで行かせてあげたいというご家族様の希望に沿って、廊下に手すりを複数設置することとなりました。
また、トイレ内で便器からの立ち上がりにも苦労されているというお話もあり、便器の前方に天井に突っ張るタイプの手すりを設置しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は、天井に突っ張るタイプの手すりと、手すり同士をつなぐための横手すりです。
バディーC
天井と床を突っ張るタイプの手すりで、移動や立ち座りの動作の際にしっかりと掴まることができます。突っ張るタイプの手すりは幅の狭い廊下でも設置ができるため、今回導入いたしました。
寝室とトイレの間の廊下に階段や部屋も複数あるため、ご本人の手の届く範囲で手すりを複数設置しました。
またトイレ内も同じものを設置。立ち座りに使用のため便器の前方に設置することとなりました。
お客様の声
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後日訪問する機会があり、ご利用者様の介助をされていた娘様より「手すりをすぐに設置していただいて助かりました。少しでも自分の力で歩いてトイレに行くことができたのは良かったと思います。私としても移動やトイレでの立ち上がりの手伝いをするのが楽にできました。本当にありがとうございました。」とお言葉をいただきました。
福祉用具の導入により、ご本人のできることが増やせたこと、またご家族様の介護負担の軽減が少しでもできたことに安堵を感じた案件でした。
この記事を書いた営業所員
阿部 碧
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級、介護福祉士
株式会社ヤマシタ 宮前営業所
電話:044-866-2723 FAX:050-3153-0373