課題解決コラム
事例 No.125
洗濯物を自分で取り込みたい
今回は家の出入り時の不安解消のために提案した福祉用具を紹介させていただきます。
ご相談を受けたご利用者様は一人暮らしで家事は自分で行っており、自分でできることは自分で行いたいとお考えの方でしたが、最近できないことが増えてきて落ち込んでいるご様子でした。
中でも洗濯物の取り込みは、縁側から庭に出る際の段差が大きく、数か月前に段差で転倒した事が原因で不安になってしまい、ご自分でできなくなってしまいました。
現在は、近くに住むご家族の支援を受け洗濯物の取り込みをしていますが、以前のように自分でできることは自分で行いたいとのご希望を叶えるべく、段差解消の方法を検討しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は置き型手すりです。
たちあっぷ540
今回ご提案したのは屋外用の置き型手すりです。
縁側から庭に出る際に40㎝の段差があり、掴まるところもないため、昇り降りの動作が不安定で転倒の恐れがある状況でした。
置き型の手すりを設置することで動作が安定し、2段のステップ台も設置することで段差の昇降も行えるようになりました。
手すりの取付と段差の解消を同時に解決できることがポイントです。
お客様の声
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後日ご利用者様から「安全に縁側の出入りができるので安心、洗濯物の取り込みも自分でやっているよ。数か月ぶりにお庭のお花の手入れもしようかしら。」と自信満々なご様子でお言葉をいただきました。
この記事を書いた営業所員
岩間 照男
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 千葉稲毛営業所
電話:043-215-1015 FAX:043-215-1016