課題解決コラム
事例 No.41
転倒した段差が怖くなり家に籠ってしまった母を助けたい
ご利用者様はご主人が施設入所されて以降、独居生活。
今まで自立した生活を送られていましたが、少し前に玄関框で足を踏み外して転倒し入院されていました。
退院してからも以前同様に自立した生活を送りたいという気持ちを持っておられましたが、洗濯物を干す際などに庭先へ出ようとすると、転倒した玄関框で足がすくんでしまい、結果家に閉じこもり気味になってしまいました。
「このままでは明るく前向きだった母がどんどん塞ぎこんでしまいそう。どうにか出来ないだろうか?」とケアマネジャーさんを通じて娘様より相談があり、福祉用具導入を検討しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は手すりです。
歩行サポート手すり スムーディ 伸縮タイプ 片手すり
段差対応の置き型手すりです。
転倒して以降ご利用者様が恐怖を感じている玄関框は2段になっており、1段目2段目ともにしっかりと手すりを持って安心して段差昇降が出来るよう、長めの手すりを選定しました。
来客時に玄関が狭くならないようにしたいというご利用者様のご希望や、靴箱扉の開閉に支障が出ないよう、片手すりで設置位置を調整しています。
お客様の声
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ご本人様からは「手すり一つでここまで恐怖心が和らぐとは思わなかった。もう二度と転びたくないので、重宝しています。」、娘様からは「母の笑顔を取り戻してくれてありがとう!」と喜びのお声を頂きました。
この記事を書いた営業所員
中西 大介
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 和歌山営業所
電話:073-461-7373 FAX:073-461-7374