課題解決コラム
事例 No.46
趣味の庭仕事を続けたい、道具もたくさん運べる歩行器
今回は、ご利用者様の要望に合った歩行器の選定についてご紹介いたします。
ご相談を受けたご利用者様は、脳出血の後遺症で軽度の右片マヒがあるのですが、自分で出来ることは続けていきたいというご希望があり、庭木の手入れや畑仕事を趣味とされていました。
毎日のように作業されていましたが、加齢から来る体力の衰えの為か、今までできていたことができなくなってしまい、次第に気持ちが沈み込んでしまいました。
そこで、屋外作業(移動)時の転倒予防として、歩行器を試してみたいとのご相談をいただきました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具はテイコブリトルワゴンです。
テイコブリトルワゴン WAW07
ご利用者様から「安定感のある軽量タイプ」というご要望がありましたので、前輪がダブルキャスターで安定感のある機種にしました。
また、庭木の手入れや畑仕事が趣味と聞いていたので、道具を持ち運べる機種が良いと思い、大容量のアルミフレームボックス付きの歩行器を選定しました。
今回のご利用者様は道具を運ぶために利用しますが、大容量ボックスなので買い物にも便利です。
座面が付いているので疲れたらその場で休憩する事ができますし、汚れてもお手入れが簡単なので、屋外で使用するのにピッタリです。
お客様の声
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後日利用状況を確認した所、「座りながら作業ができて道具もたくさん運べるから、できなかった事ややりたいと思っていた事が出来るようになった。転倒の不安も無くなりとても満足している!」との事でした。沈み込んでいた気持ちも前向きになり、以前の様な活発な様子に戻られていました。
この記事を書いた営業所員
武井 俊彦
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具プランナー、福祉用具選定士
株式会社ヤマシタ 沼津営業所
電話:055-924-2999 FAX:055-924-7091