課題解決コラム
事例 No.300
パワーに頼らない階段昇降
歩行が不安定なことから、転倒の危険性が高くなっているご利用者様。
一軒家の3階に住んでいるため、通院等の外出の際には同居の娘様やお孫様がおんぶしたり車椅子ごと抱えたりして昇り降りしていました。
「主に介助をしていた孫婿様が海外に転勤となり、人力での介護ができなくなった。安全に階段を昇降できる方法はないか?」とケアマネジャーさんを通してご相談いただき、同居の娘様やケアマネジャーさんとともに、安心して階段を昇降できる福祉用具について検討しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は可搬型階段昇降機です。
階段昇降ユニット J-MAX
利用者様が椅子に座った姿勢のまま階段を昇降できる電動リフトです。
該当する階段の幅が広く、建物の造りも木造ではなく鉄骨造りだったため、階段移動用リフトを選定しました。
レンタル導入までに安全指導員による練習が必要となりますが、練習していただくことで介助者一人の力で昇降することができます。
お客様の声
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レンタル導入前の練習では、娘様とお孫様が交互に介助しておられる様子を見た利用者様が「怖い怖い」と言っておられましたが、いざ練習を終えて実践となった際、操作されるお孫様が声掛けをし娘様がお顔を見ながら手を握っておられたことで、安心して笑顔で階段を昇降されていました。
導入後、外出手段が容易になり、急な外出もしやすくなったと喜んでいただけました。
この記事を書いた営業所員
水谷 和広
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級、社会福祉士
株式会社ヤマシタ 東住吉営業所
電話:06-6713-7036 FAX:06-6713-7035