課題解決コラム
事例 No.264
車いすに乗って外に出たいを叶えるスロープ
転倒による骨折を機に、今までできていた自力での歩行が困難となられた利用者様。
デイサービスや通院、車いすでの散歩といった「屋外へ出たい」という希望を叶えるために、持ち運び可能なスロープを選定いたしました。
玄関を出て道路に出る際に、2段の階段と複雑な形状の門があり、スロープの選定に苦慮しましたが、ご家族の協力もあり、階段に付いていた手すりを外すことで、スロープが設置可能となった事例です。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具はスロープです。
ケアスロープ
こちらの商品は、長さが約3m(285㎝)ある長いスロープです。
車いすに乗車したまま階段を昇り降りすることができます。
2段の階段(約35cm)を昇降する際は、約2mのスロープが適切な長さですが、今回は介助者が女性のため、昇り降り時の負担を軽減できるようさらに長い商品を選定しました。
スロープを長くすることで傾斜角度が低くなるため、少ない力で昇り降りが可能です。
また、横幅が狭い商品なので門の間を通すことができました。
お客様の声
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娘様より、「骨折後の屋外へ出る手段が見つかり、本当に安心しました。ありがとうございます。これからも今までと変わらずにデイサービスに通えるので安心です。」との嬉しいお言葉をいただきました。
この記事を書いた営業所員
塩澤 一輝
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具選定士
株式会社ヤマシタ 杉並営業所
電話:03-5377-5758 FAX:03-5377-5760