課題解決コラム
事例 No.130
喰わずぎらいはあかん!
ご家族、ケアマネージャーともに電動ベッドが必要と説得しているが、断固拒否していた利用者様の事例を紹介させていただきます。
「せっかく持ってきて組み立ててもらっても、キャンセルになる可能性が高いので頼もうか迷っている」とご家族からご相談を受けました。
「キャンセルになったらなったで、良い運動になるので大丈夫ですよ!」と電動ベッドをお持ちし、説得の輪に入らせていただくことになりました。
本人様はお身体が辛いにも関わらず「いらん!持って帰れ!」と拒否しておりましたが、「一日、いや半日だけでも使ってみて、嫌なら本日の夕方にでも引き上げにきますので、一度だけ使ってみてください。」と説得して電動ベッドをご納品しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は電動ベッドです。
クオラONE 2モーター
背上げや高さ調整機能により、起き上がりや立ち座りを負担なく行うことができる電動ベッドです。リモコンに液晶画面がついており、背角度やベッドの高さが一目で分かります。
また、ベッドとご家族のスマートフォンを連動させることで、リモコンの呼び出しボタンを押すとスマートフォンに通知が届きます。本人様がご家族を呼ぶことが多いため、こちらの電動ベッドを選定しました。
お客様の声
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納品した日はもうお休みになられていたので、後日ケアマネージャーと同行し使用状況を確認すると、ご利用者様は「このベッドええわぁ!」とケロッとした顔で仰っていました。ご家族からも「嫌ならすぐ持って帰ってもらえるから使ってみてはどう?と説得ができて有難かった」とのお言葉をいただきました。
初めてのベッドで抵抗のあったご利用者様も、実際に利用してみて身体の負担が軽くなったのか、以前よりも穏やかに過ごされているようです。
この記事を書いた営業所員
甲斐 真
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具プランナー
株式会社ヤマシタ 東住吉営業所
電話:06-6713-7036 FAX:06-6713-7035