課題解決コラム
事例 No.233
排泄介助の負担を軽減したい
ご本人はオムツではなくトイレで排泄したいとのご希望があるものの、トイレまでの移動は転倒の危険がありご家族の介助が必要でした。
ご家族としては本人の希望を叶えてあげたいものの、夜間のトイレまでの移動介助や、排泄後のふき取り介助等が負担になるのではと不安をお持ちでした。
そこでベッドの横にポータブルトイレを設置することを提案し、付加機能としてひじ掛けの跳ね上げ機能、温水洗浄機能付きの機種を選定しました。
「排泄」はご家族同士でも非常にセンシティブな課題となりますが、ご本人、ご家族共に納得いただき、ポータブルトイレを利用することで課題を解決できたケースになります。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具はポータブルトイレです。
家具調トイレ AR-SA1 ライト<シャワピタ>
下記2点を考え選定しました。
①肘かけを跳ね上げることで、おひとりでも安全にベッドからポータブルトイレに横滑りするように乗り移りすることができる。
②温水洗浄機能により陰部を清潔に保つことができ、同時に拭き取り回数を減らすことでご家族の介助負担を軽減できる。
お客様の声
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ご本人が希望していたご自宅トイレでの排泄は困難な状況でしたが、代替案としてポータブルトイレをご利用いただくことで、オムツ内での排泄になることは回避できました。
数か月後にご使用状況をお聞きしたところ、ご家族から「大変助かっている」とのお言葉をいただきました。
この記事を書いた営業所員
田中 大介
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター1級
株式会社ヤマシタ 神戸営業所
電話:078-578-5959 FAX:078-578-5958