課題解決コラム
事例 No.322
自宅で最期まで家族と過ごしたい、でも母の負担や不安感も心配・・・
病院での入院治療が長くなり、心身の疲労が蓄積してしまった41歳女性のご利用者様。「自宅でお母様と過ごしたい」とご希望で、急遽退院が決まりました。
お母様はお仕事をされていて常時介護は難しいとのことで、チームで柔軟に動ける在宅サービスを整えたいと、ケアマネジャー様からご依頼がありました。女性の2人暮らしであること、お母様が不在時の訪問となると自力では動けないご本人様一人きりのお宅にあがること、治療で髪が抜けてしまったので異性にはあまり姿を見せたくないという理由から、女性のスタッフにお願いしたいとのことでした。
病状の変化も予想されるため、臨機応変に動いてもらえる福祉用具事業者にお願いしたいとのことで、ヤマシタにご相談をいただきました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は、特殊寝台と床ずれ防止用具(エアマット)です。
ミオレットⅢ 3モーター
自宅の寝室が狭く、ベッドを置くことができるスペースが限られていたことに加え、高齢のお母様でも操作が覚えやすい商品をご希望されましたので、所要スペースが小さく、リモコンのボタンがシンプルなミオレットⅢ(付属品を含む)を選定しました。
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スコープライト
表面に薄いウレタン層を挟むため、身体の痛覚が敏感になってしまっている利用者様でも、寝心地に違和感が少なくゆっくり休むことができます。
全自動のため操作が不要であることも、選定の大きなポイントとなりました。
お客様の声
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ご利用者様より「寝間着での対応になるので、女性が来てくれて本当に安心。母が操作方法を覚えられないことを心配していましたが、家族のことも気遣っていただいて、都度説明してもらえるので本当に心強いです。」とのお声をいただきました。
この記事を書いた営業所員
濵中 彩子
福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 尼崎営業所
電話:06-6430-1511 FAX:06-6430-1512