課題解決コラム
事例 No.274
最期は自宅でゆっくり過ごしたい
病院より退院前支援のご相談をいただいた際に選定したエアーマットについて紹介させていただきます。
ご利用者様は、腎不全の末期により入院されておられましたが、かねてより「何かあった時は自宅で最期を迎えたい」と希望されていました。
現状から、病院のベッド上で弱っていくよりも自宅へ戻りたいとの意向に応えられるよう、お体の状態に合わせて調整が可能なベッドとエアーマットを選定させていただきました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は、特殊寝台とエアーマットです。
楽匠プラス Hタイプ 3モーション
足上げ動作が水平になるよう設定でき、足の浮腫み改善に効果的です。
その他にも特徴がありますが、一番はご家族様のスマートフォンにアプリをインストールすることで、簡易的なナースコールになる点です。
こちらの利用者様はアパートの2階にお住まいですが、同アパート内3階にご家族がお住まいでした。
万が一ご本人様がお部屋に一人の場合でも助けを呼べる点が、双方のニーズと噛み合ったため選定しました。 -
オスカー
ハイブリッドタイプのエアーマットです。
リモコンによる操作で簡単に内圧の調整ができます。
また、訪問看護事業所でも多くの職員様に認知いただいている商品ですので、状態を確認された方がその場で設定を変更できる利便性が、ご本人様の在宅生活をより安楽にできると判断し選定しました。
お客様の声
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退院当日にご自宅へ訪問した際、ご本人様からは「病院のベッドより寝心地が良い。」とお褒めの言葉をいただきました。
また、ご家族からも「何も分からない中で用品の準備等してもらいありがたかった。実際に父が寝ている姿を見れてホッとしている。」と安心してくださった様子でした。
自身の提案をもとに各事業所様とも連携し、ご本人だけでなくご家族様にも安心いただけたことでやりがいを感じました。
この記事を書いた営業所員
山口 英輝
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 福岡営業所
電話:092-511-6011 FAX:092-511-6010