課題解決コラム
事例 No.256
異常気象?寝苦しい熱帯夜を何とかしたい!
今回は快適性を重視した床ずれ防止用具(エアマット)の導入事例を紹介させていただきます。
脳梗塞の後遺症をお持ちでベッド中心の生活をされるご利用者様と娘様ご同居のご家庭。
起き上がりや寝返りを自力でできないことから床ずれリスクがあり、元々エアマットをご利用でした。
防水性のエアマットカバーは夏場に蒸れてしまいやすく、暑がりで汗をかきやすいご利用者様にとって耐え難いものです。
夜間になかなか寝付けず、汗が溜まる数時間おきに娘様を起こして身体を拭いてもらいますが、お互いが寝不足になってしまうことにお悩みでした。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は床ずれ防止用具(エアマット)です。
マイクロクライメイト ネクサス アイビー
寝ている姿勢で身体の重みが掛かる腰やおしり、骨の出っ張りが多い背骨やかかと等は床ずれができやすい部分です。
エアマットは、このような部分に掛かる圧力をマットレス内の空気収縮によって圧抜きして、床ずれの発生を予防する福祉用具です。
しかし素材の性質上、夏場は熱がこもりやすくなることが欠点でした。
新たにご提案したエアマットは、内部の空気を強制的に循環排出させて蒸れを軽減させる機能が付いており、特に肌とマットレスが直接触れている面の快適性を向上させる効果が期待できます。
お客様の声
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エアマットの種類を変更して以降、ご利用者様からは「以前よりも汗をかかなくなって眠れるようになった。」、娘様からも「夜中に起こされる回数が減ったので朝起きてからの疲労度が軽くなった。」とのお言葉をいただきました。
レンタル品の種類を見直すことで、床ずれ予防の大前提を守りながら快適性も向上させる結果となりました。
この記事を書いた営業所員
重政 亮太
福祉用具専門相談員、福祉用具選定士、福祉住環境コーディネーター2級
株式会社ヤマシタ 京都南営業所
電話:075-605-0666 FAX:075-605-0688