課題解決コラム
事例 No.194
夜間も不安なく排泄したい
ご相談を受けたご利用者様は一人暮らしの高齢の女性の方で、薬の影響で排尿回数が多い方でした。
間質性肺炎 の影響で少し歩くと呼吸が苦しく、トイレまでの移動やトイレの前にある15cm程の段差に転倒の不安や身体的な負担を感じておられました。
特に夜間は寝起きのためにふらつきがあり不安が大きな状況でした。
そこで少しでも負担を軽減し安全に排泄が行えるよう、周辺環境の整備を行いました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具はポータブルトイレとワンズケアです。
ポータブルトイレ FX-30 標準便座
ご利用者様の希望の場所に設置できる簡易的なトイレです。
ひじ掛け背もたれ付きで、ポータブルトイレに移る際にも負担なく動作を行えます。
ひじ掛けが昇降するので、今後のADLの変化にも対応できるよう選定しました。
また樹脂製のためお手入れが簡単で、簡単に移動できるキャスター付きの点もポイントです。 -
ワンズケア トイレ処理袋
ポータブルトイレはバケツに水をはって利用しますが、その処理を行うことが負担になっては意味がないので、ポータブルトイレと合わせてワンズケア(トイレ処理袋)も選定しました。
バケツにワンズケアを被せるだけで利用ができます。袋を結んで捨てるだけで良いので、ご自身で簡単に行うことができます。
お客様の声
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後日ご利用者様から「ポータブルトイレがあると夜間の排泄も不安なく行えるし、ワンズケアがあるので処理の負担も少なくて助かる。」とお聞きし、私もうれしく思いました。
この記事を書いた営業所員
島袋 晴香
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 彦根営業所
電話:0749-24-9010 FAX:0749-24-9011