課題解決コラム
事例 No.325
デイサービスには行かず、自宅でお風呂に入りたい!
脳梗塞により片麻痺が残ってしまったご利用者様。人とお風呂に入ることは苦手で、デイサービスには行きたくないとの思いが強いため、浴室の環境を整備してこれまで通り自宅で入浴できるよう検討したケースです。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具はシャワーチェアとバスボードです。
シャワーチェア[ユクリアAir]
折りたたみができる肘掛と背もたれ付きのシャワーチェアです。
肘掛が跳ね上げられるため、座面を浴槽縁と同じ高さに設定し、座ったまま浴槽を跨ぐことができます。
3.5kgと軽量なので、ご家族様が入浴される際には脱衣場へ持ち運びしやすい機種です。折り畳み時は13cmと薄くなるため、洗濯機の横のスペースにも収納できます。 -
バスボード はねあげくん
立ったまま浴槽を跨ぐことが難しい場合、バスボードを使用することで座ったまま浴槽を跨いで入ることができます。座面に付いているグリップを握り、安心して移乗が行えます。
座面が跳ね上げられるため、わざわざバスボードを取り外さなくても湯船につかれることがポイントです。
お客様の声
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「入院時はデイサービスに行くことを覚悟していたが、自宅で入浴できて嬉しい。自分の思いを言ってみるもんだね。」と、満面の笑みでお話してくださいました。
この記事を書いた営業所員
宮澤 健太
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 長野営業所
電話:026-286-6166 FAX:026-286-6167