課題解決コラム
事例 No.307
ベッドの近くに心強い味方
骨折してしまい、寝室のベッドから動けなくなってしまったご利用者様。どうにかしてトイレで排泄したい、というご相談をいただきました。
家族に手伝ってもらえば何とかトイレに行くことはできるけど、家族は別住まいのため夜間は手伝ってくれる人がいない。薄暗い廊下が長くトイレまで距離があるため転びそうで、一人でトイレに行くのは心配だとお悩みでした。
ご自宅を拝見し、夜間にトイレ移動の負担を少なくベッド近くで排泄できるよう、ポータブルトイレをご案内しました。また、ベッドの近くに手すりを置くことで、起き上がりやポータブルトイレへの移動が安心して行えるのではとご提案しました。
選定した福祉用具
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選定した用具はポータブルトイレとベッド脇手すりです。
ポータブルトイレ〈座楽〉ラフィーネ プラスチック便座
肘・背付きなので一人で排泄したいという要望を叶えてくれます。
家具調のポータブルトイレかプラスチック製のポータブルトイレでお悩みで、即日すぐ使いたい希望もあったため、購入前に試せるトイレがあることをご紹介し1週間試していただきました。
結果、不要の際に移動が楽にできる「軽さ」と掃除の手間が簡単なプラスチック製ポータブルトイレを購入いただくこととなりました。 -
ルーツ コーナータイプ
ベッド脇にはポータブルトイレから立ち上がる際の補助の手すりを導入しました。コの字型になっており、移動や立ち上がりに使えるほか、ベッドからの寝起きの負担軽減にも役立ちます。
お客様の声
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相談したらポータブルトイレをすぐに用意してくれて、すぐに使うことができました。カタログだけを見て購入するのは不安だったから、購入前に試すことができて安心しました。
排泄物の処理も日中の明るい時に一人でできるので、本当に私にはぴったりだったみたい。
担当の方が「ここに手すりがあると立ちやすい」と提案してくれたので、それもとても助かりました。寝起きにも使えて一石二鳥です。
この記事を書いた営業所員
黒崎 雄大
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 足利営業所
電話:0284-44-7260 FAX:050-3153-0557