課題解決コラム
事例 No.353
家の中で転倒しないぞ!
団地の一室で30年以上生活されているご利用者様。
お気に入りのソファーから立ち上がり、いつも通り部屋から出ようと襖を開けたところ、思いもよらない形で転んでしまいました。
打ち所が悪く骨折。今までそんなことはなかったのに…とショックを受けられたそうです。
一緒に住む娘様もお仕事があるため、お一人になる時間が長いお父様を心配されており、今後も住み慣れた場所で安全に過ごしてほしいと思っていらっしゃいました。
そんな娘様からご相談をいただき、ご本人・娘様・ケアマネージャーさんと一緒に、安心して室内を移動できる福祉用具について検討しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は置き型の手すりです。
ルーツ ロングタイプ
まずは転んでしまった居間の入り口を確認。捕まる場所がなく、襖の開け閉めでバランスを崩すと転倒してしまう環境でした。
ルーツロングを置くことで、掴まりながらの襖の開閉と移動が可能になりました。 -
ルーツ サイドタイプ
ご利用者様は居間に入る際、襖に背を向けスリッパを脱がれるとのことでした。
その時の行動を確認していると、掴まる場所はパソコンラックの角部分。
不安定な体制かつ掴まる場所もグラグラ揺れている状況に危険を感じ、ルーツサイドを設置しました。パソコンラックの下に敷きこむことで邪魔にならず、安定してスリッパの脱ぎ履きができる環境が整いました。
お客様の声
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「これはいいね!これがあれば転ばない!とても安心した。」と笑顔で仰られており、娘様も安心したご様子でした。
この記事を書いた営業所員
高田 浩光
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 足立営業所
電話:03-3889-2010 FAX:050-3153-0369