課題解決コラム
事例 No.293
大好きなお風呂に浸かるために
「浴槽につかりたい」というご相談をいただき、浴室の環境整備を行った事例をご紹介いたします。
ご本人様は変形性膝関節症があり、膝が曲がりにくく足が持ち上がらず、【浴槽の縁】が入浴の大きな壁となっている状況でした。
お風呂が大好きで「何とか浴槽に入れないものか…」と悩まれていたため、容易に出入りできる術を検討しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具はバスボードです。
バスボード はねあげくん H-S
浴槽の縁にかけて使用する、座った姿勢で浴槽をまたぐことができる用具です。
股関節の可動域に課題は見られなかったため、バスボードに腰掛け、両手で足を持ち上げて浴槽に入ることにしました。
一般的なバスボードと違い、当商品は取り付けたままで浴槽につかることができるため、お一人でも無理なく容易に一連の動作ができるというポイントから選定しました。
お客様の声
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実際に商品を使って入浴動作を練習したところ、立った姿勢と比較して足の持ち上げが容易になり、浴槽につかることができました。
「これは楽ね~!」と大変喜ばれていたことが印象に残っています。
この記事を書いた営業所員
澤野 詩織
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 千葉稲毛営業所
電話:043-215-1015 FAX:043-215-1016