課題解決コラム
事例 No.331
膝に優しい入浴
膝の手術されたことで膝を曲げることが難しく、浴槽をまたぐ動作が大変になってしまったご利用者様。浴槽が深く、浴槽内での立ち座りも苦労されているため、浴槽に浸かる機会が無くなってしまいました。
「シャワーだけでなく湯船に入りたい」という強い希望があったため、ご本人・奥様・ケアマネージャーさんと一緒に、膝への負担を少なく安心して入浴ができる福祉用具について検討しました。
選定した福祉用具
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選定した福祉用具は浴槽内いすとバスボードです。
軽量浴槽台”あしぴた” ソフトタイプ
浴槽内では椅子として活用できる浴槽台です。
楽に設置ができるよう軽量で、長時間座っても臀部が痛くならないように天板が柔らかいタイプを選定しました。高さ調節も可能なので、立ち座りの際の膝への負担を減らせます。 -
バスボード はねあげくん
座った姿勢で浴槽の出入りができるように、浴槽の両端に掛けるボードです。
膝を曲げることができないため、ボードに腰をかけたまま足を上げまたぎ動作が行えるように選定しました。赤丸の部分が手すりになるため、安心してまたぎ動作が行えます。
天板がはね上がることで、浴槽に入った後にバスボードを取り外すことなく湯船に浸かることができます。
お客様の声
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後日「湯船に浸かれるようになってよかった。膝への負担も少なくて楽です。」と喜びの言葉をいただくことができました。
この記事を書いた営業所員
巴 晃生
福祉用具専門相談員
株式会社ヤマシタ 相模原営業所
電話:042-704-3711 FAX:042-704-3713