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歩行支援とは|症状別に介護用品の選び方やおすすめ商品を紹介
歩行は日常生活において欠かすことのできない動作の一つです。
しかし、高齢になると身体機能が低下し、歩行が不安定になってしまう方も少なくありません。
自立した歩行が難しくなった際におすすめなのが歩行支援用具です。
活用することで、身体の動かしにくさから生じる移動のストレスを軽減できます。
ただし、歩行支援用具は身体にあったものを選ばないと、逆効果になってしまうケースもあり、注意が必要です。
この記事では、歩行支援用具の種類やメリット・デメリットについて解説します。歩行支援用具の選び方のコツや、介護保険の利用方法についても触れますので、ぜひ参考にしてください。
- なぜ歩行支援が必要なの?
- 歩行支援用具を利用するメリット・デメリット
- 歩行支援用具が必要になるタイミング
- 歩行支援用具の種類
- 自宅での歩行を支えてくれる福祉用具
- 疾患別!歩行支援用具の選び方
- 歩行支援用具は介護保険を利用してレンタル・購入できる!
- 歩行支援用具を購入・レンタルする流れ
- まとめ
なぜ歩行支援が必要なの?
歩行支援は、運動不足を解消し、高齢者の健康を守るための大切な視点です。
厚生労働省は、身体活動量の低下が、生活習慣病(心筋梗塞や登用病など)を発症する可能性を高めると指摘しています。
また、適度な運動は、寝たきりや認知症になるリスクを減少させるとも述べています。身体の動かしづらさや歩く際の痛みを感じるようになると、歩くことが億劫になり、運動不足になりやすいものです。
歩行支援用具を用いることで、歩きやすくなり、運動不足の解消につながります。
歩くことのハードルが下がれば、家のなかで動く機会が増えるだけでなく、外に出て社会との交流を楽しめるようになるでしょう。
歩行が困難になる理由
高齢者の歩行が困難になる主な原因は以下の2つです。
- ・加齢による筋力低下やバランス力の低下
- ・運動器(身体を動かす仕組み)の病気
運動器の病気としては、変形性関節症や骨粗しょう症、筋肉減少症(サルコペニア)などがよく知られています。
これらの病気になると、歩く際に痛みを感生じたり、関節を動かせる範囲が狭くなるほか、麻痺やしびれを生じる場合もあるため、歩行に悪影響が出ます。
歩行支援用具を利用するメリット・デメリット
歩行支援用具は歩行のサポートとして頼もしい存在ですが、使い方によってはデメリットを感じる場合もあります。
ここでは、歩行支援用具を利用するメリット・デメリットについて解説します。
歩行支援用具を利用するメリット
歩行支援用具には次のようなさまざまなメリットがあります。
- ・足腰の筋力低下をカバーする
- ・転倒を防止できる
- ・足腰にかかる負担を軽減できる
- ・歩行時のふらつきを軽減できる
- ・身体を動かす際の痛みを軽減できる
こうしたメリットにより歩く機会が増えれば、身体機能の向上や病気の予防につながります。
外出が増えることで、社会参加にもつながるでしょう。
歩行支援用具を利用するデメリット
歩行支援用具を利用するデメリットは以下のとおりです。
- ・歩行支援用具に頼ることで筋力が維持できなくなる
- ・正しく使用できない場合は事故になる可能性がある
- ・見た目に抵抗を感じストレスにつながる
大きなメリットがある歩行支援用具ですが、身体に適したものを選択しないとかえって身体に負担をかけたり、転倒リスクが高まったりしてしまいます。
また、杖やシルバーカー、歩行器などの歩行支援用具に対して「かっこ悪い」「自分にはまだ必要ない」と抵抗感を抱く方もいます。
ただし、最近はデザイン性に優れた商品もあります。抵抗感を払拭するために、福祉用具のカタログを見たり、試しに利用してみるのと良いでしょう。
歩行支援用具が必要になるタイミング
次のようなシーンに心当たりがある場合は、歩行支援用具の利用を検討するタイミングといえます。
- ・椅子からの立ち上がりに時間がかかる
- ・立ち上がる際にふらつく
- ・まっすぐな姿勢で立つことができない
- ・片足立ちができない
- ・つまずくことが増えた
- ・転倒したことがある
これらに該当するようであれば、ケアマネジャーや福祉用具専門員に相談してみましょう。歩行支援用具の利用により、問題を解決できる可能性があります。
歩行支援用具の種類
歩行支援用具にはさまざまな種類があります。それぞれの特徴や使用方法を理解したうえで、身体状況や目的に合わせて、利用しましょう。
ここからは歩行支援用具である杖、シルバーカー、歩行器の特徴や使用方法について解説します。
杖
杖は、歩く際のバランスを補い、足腰の負担を軽減する福祉用具です。支えがなくても立っておけるものの、歩く際は支えになるものが欲しい方におすすめです。杖には一本杖や、先が複数に分かれている多点杖があります。
なお、どのような杖があるのか詳しく知りたい場合は以下の記事を参照ください。
関連記事:歩行補助杖の種類と選び方
杖を使用しての歩き方
杖は基本的に患側(弱いほうの足)と逆側の手で持ちます。
- ・ 三点歩行
- 杖から出し、次に患側、最後に健側(健康なほうの足)を出します。 「1、2、3」のリズムでゆっくりと歩きます。常に杖と足の2点で体を支えられるため、安定した歩行ができます。
- ・ 二点歩行
- 杖と患側を同時に出し、次に健側を出します。 杖を利用しない時と同じリズムで歩く方法です。三点歩行よりも歩行スピードは上がりますが、バランス能力が求められます。
適正な杖の長さ
杖の効果を発揮するためには、身長にあう適切な長さに杖を調整する必要があります。
- 杖の合わせ方
- 杖の長さは、普段使っている靴を履いて合わせましょう。
まっすぐ立って腕を垂直に下ろして手首(小指側の骨が出っ張っているあたり)の高さに杖の持ち手がくるように杖の長さを調整します。自分で調整するのが難しい場合は、福祉用具専門員に相談すれば、ぴったりの長さに調整してもらえます。
商品選びに迷ったら、まずはお気軽にお問い合わせください。
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シルバーカー
外出や買い物の際に、荷物が重くて困る方はシルバーカーがおすすめです。荷物をカゴに収納し、持ち手を両手で押すだけで移動できるため、荷物の持ち運びが楽になります。疲れた時に座って休憩できる椅子が付いている商品もあり、安心して外出を楽しめます。
シルバーカーは自立して歩行が可能な方の外出をサポートする福祉用具です。
シルバーカーは1人で問題なく歩ける方が対象である点にご注意ください。シルバーカーには、形状が似ている歩行器とは異なり、利用者の体重を支える機能はありません。
支えがないと立っていられない方や、杖がないと歩けない方はシルバーカーではなく、歩行器を利用しましょう。
ちなみに、シルバーカーは介護保険が適応されませんが、歩行器であれば介護保険を利用してレンタルすることが可能です。外出や買い物に困っている場合はケアマネジャーや福祉用具専門員に相談してみましょう。
ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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歩行器(屋内用)
歩行器は、身体を囲うようなフレームでできています。両手で持ち、歩行器に体重を預けながら歩けるため、杖では1人で歩けない方も安心です。
姿勢が安定している方にはウォーカータイプ、不安定な方には肘で支持するタイプの歩行器があります。
身体状況別に室内用歩行器の選び方。
家の中で利用できる歩行器の種類と、利用のポイントについて解説します。
- ・固定型
- 固定型の歩行器は、体重を預けた際の安定感の良さが特徴です。 両手でグリップをつかみ、歩行器を持ち上げて前方に移動させ、その後自身が前進するという動作を繰り返して使用します。転倒しないよう、一歩ずつ着実に歩く必要がある場合におすすめです。
- ・交互型
- 交互型の歩行器は、左右の持ちをそれぞれ交互に動かせる歩行器です。 固定型の歩行器よりもバランス能力が必要ですが、固定式よりも早く歩けます。
- ・前腕支持型
- ハンドルが胸の高さまであがり、肘を置いて使用する歩行器です。 手首に痛みがある方、握力や上半身の筋力が弱い方に向いています。
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歩行器(外出用)
外出の際に利用できる歩行器もあります。疲れた時に座って休憩できるように、座面がついているタイプや、荷物を入れるスペースが設けられている商品もあります。
屋外用歩行器は使用用途に合わせて選びましょう。
屋外用歩行器の主なタイプを、利用場面ごとに紹介します。
- ・買い物に便利なタイプ
- スーパーの買い物かごを本体の上に載せられる歩行器です。 大容量のバッグがついているため、たくさん買い物をしても安心です。
- ・公共交通機関でも安心なタイプ
- 本体が軽く、コンパクトに折りたたみができる歩行器です。
バスや電車に乗る機会が多い方に向いています。 - ・転倒リスクを軽減するタイプ
- 坂道や傾斜面あるいは身体状況によって歩行器のスピードについていけず転倒してしまう場合があります。 そのような心配がある方は、スピードを調整する機能がある歩行器がおすすめです。
電動アシスト機能付き歩行器
近年は電動アシスト機能が付いた歩行器があり、医療や介護の現場で導入が進んでいます。
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自宅での歩行を支えてくれる福祉用具
家の中には玄関や階段などの段差があり、歩く力が弱くなると昇り降りが負担になります。
外出や運動の機会を減らさないために、福祉用具を活用しましょう。
玄関での上り下りを支えてくれる福祉用具
玄関の上り下りの負担を軽減する福祉用具を紹介します。
- ・
- ・
段差解消機
手すりを使ってもあがりかまちの上り下りがつらくなってきたときに使用します。簡単なリモコン操作で座面が昇降しますので、体に負担がかかりません。自動で回転するため、安全に乗り降りできます。
【アルコー6000型】
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屋内での歩行を支えてくれる福祉用具
足腰が弱くなると、これまで何気なくできていた家の中での動作が難しくなることがあります。場所ごとに適切な福祉用具を利用して、家の中を移動する際の不安を解消しましょう。
- ・
立ち上がり補助いす
座った状態から立ち上がるのが難しい方は、立ち上がり補助椅子を利用してみてはいかがでしょうか。。立ってしまえば自分の足で歩ける方におすすめのです。
立ち上がり補助いす
- ・
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疾患別!歩行支援用具の選び方
歩行支援用具は、要介護者の身体状況によってあうものとあわないものがあります。
ここからは以下3つの運動器の病気や症状ごとに、おすすめの歩行支援用具を解説します。
- ・片麻痺の場合
- ・円背(えんぱい)の場合
- ・関節リウマチの場合
上記に該当しない場合も、加齢により筋力やバランス力が低下があれば、歩行補助杖やシルバーカーなどもおすすめです。
下記で紹介しているので詳しく知りたい場合はあわせてご覧ください。
関連記事:シルバーカーと歩行器|違いや選び方、介護保険レンタルについて解説
関連記事:歩行補助つえとは?具体的な種類や利用するメリットなどを紹介
1.片麻痺の場合
片麻痺がある場合、麻痺側の足の使い方に注意が必要です。 片麻痺では足に力が入らなくなったり、つま先が伸びた状態(尖足)になったりするため、つまずくリスクがあります。
以下は、片麻痺の場合に適した歩行支援用具です。
片麻痺(軽度) | 片麻痺(重度) | |
---|---|---|
一本杖・多点杖 | 〇 | 〇 |
多点杖(ロフストランドクラッチなど) | 〇 | 〇 |
交互型歩行器 | 〇 | × |
固定型歩行器 | 〇 | × |
前腕支持型歩行車 | 〇 | × |
シルバーカー | 〇 | × |
片麻痺について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
関連記事:片麻痺の原因や症状とは?改善に役立つリハビリや福祉用具を紹介
2.円背の場合
円背は骨のゆがみから脊柱が前に倒れて腰や背中が曲がった状態です。「猫背」になっている状態をイメージするとわかりやすいでしょう。
姿勢が前傾になり頭が下がるため、視野が狭くなり転倒リスクが高まります。 以下は、円背の場合に適した歩行支援用具です。
円背 | |
---|---|
一本杖・多点杖 | 〇 |
多点杖(ロフストランドクラッチなど) | 〇 |
交互型歩行器 | 〇 |
固定型歩行器 | 〇 |
前腕支持型歩行車 | 〇 |
シルバーカー | 〇※注 |
※注 円背によってシルバーカーに体重が強くかかってしまう場合は、前輪が浮いてしまう危険性があります。
その場合は、前輪が浮かないよう重りを入れるか、歩行車の使用を検討しましょう。
3.関節リウマチの場合
関節リウマチは、関節に炎症を起こす病気です。症状として、関節の腫れや痛み、変形などを引き起こします。
病気が進行すると歩行障害をはじめ、日常生活に支障をきたします。 以下を参考に、手の力が弱い場合も使いやすい、安定性のある歩行支援用具がおすすめです。
関節リウマチ | |
---|---|
一本杖・多点杖 | × |
多点杖(ロフストランドクラッチなど) | 〇 |
交互型歩行器 | × |
固定型歩行器 | × |
前腕支持型歩行車 | 〇 |
シルバーカー | × |
歩行支援用具は介護保険でレンタル・購入できる!
T字杖とシルバーカー以外の歩行支援用具のレンタル・購入には、介護保険が利用できます。その場合、費用は1~3割の自己負担で済みます。 介護保険の対象者は以下のとおりです。
第1号被保険者 | 65歳以上 |
---|---|
第2号被保険者 | ●40歳以上65歳未満 ※16種類の特定疾病に該当する場合のみ |
介護保険を利用して歩行支援用具をレンタル・購入する場合には、手続きを行い要介護認定を受ける必要があります。 申請から認定までに約1カ月の期間を要するため、利用を希望する場合は前もって申請するようにしましょう。
なお、介護保険の申請方法については以下の記事をご覧ください。
関連記事:介護保険の申請手続きの流れ|窓口・条件・必要書類を解説
歩行支援用具のレンタルにかかる費用
以下は歩行支援用具のレンタルにかかる1カ月間の費用目安です。
歩行支援用具 | 介護保険でレンタルした場合の費用 ※1割負担の場合 |
---|---|
杖 | 130円~200円程度 |
歩行器 | 200円~700円程度 |
レンタルにかかる費用は、商品や、利用する方の介護度や利用者負担割合によって異なります。正確に知りたい場合はケアマネジャーや福祉用具専門員に確認が必要です。
なお、T字杖やシルバーカーは介護保険の対象にはならないため、実費でレンタル・購入をしなくてはなりません。
歩行支援用具の購入にかかる費用
介護保険を利用して歩行支援用具を購入する場合は、以下の費用を目安にしてください。
歩行支援用具 | 介護保険で購入した場合にかかる費用 ※1割負担の場合 |
---|---|
杖※特定福祉用具購入が利用できる場合 | 2,000円~3,000円程度 |
歩行器 | 2,000円~5,000円程度 |
特定福祉用具購入が利用できる商品は、福祉用具専門店で購入したほうがネット通販で購入するよりも自己負担を抑えられます。 ただし、購入前に手続きが必要であることを知っておきましょう。
ヤマシタでは歩行支援用具の購入・レンタルについてご相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
営業所は安心の365日体制。
お客様のご相談、ご要望にスピーディーに対応します。
メールは365日24時間受付
受付時間 9:00~18:00
歩行支援用具を購入・レンタルする流れ
介護保険を利用して福祉用具のレンタル・購入をする際は、福祉用具専門員が作成する福祉用具サービス計画書や、ケアマネジャーが作成するケアプランが必要になります。
初めて介護保険を利用する場合は、以下の手順を参考にしてください。
手順 | 内容 |
---|---|
1 | 申請手続きを行う |
2 | 要介護認定を受ける |
3 | ケアマネジャーを選定する |
4 | 福祉用具のレンタル・購入の希望をケアマネジャーに伝える |
5 | 福祉用具専門業者を選定する |
6 | レンタル・購入する商品を決める |
7 | 福祉用具専門業者と契約する |
8 | 福祉用具のレンタル・購入を行う |
手続きで不明点がある場合は、地域包括支援センターやケアマネジャーに相談しましょう。
介護保険の相談窓口については、以下の記事をご覧ください。
関連記事:介護の相談窓口一覧|よくある悩みや対処法についても紹介!
歩行支援用具を購入・レンタルする際の注意点
介護保険を利用して歩行支援用具を使いたい場合、ほとんどの商品はレンタルとなることを知っておきましょう。買い切りではなく、月ごとに利用負担が発生します。
ただし、2024年の法改正により、一部の歩行支援用具についてはレンタル・購入のいずれかを選択できるようになりました。新たな歩行支援用具の利用を検討する際は、介護保険の利用方法についてケアマネジャーに確認するようにしましょう。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
関連記事:介護用品はどこで買える?購入場所とレンタルについて解説
まとめ
今回は歩行支援用具の種類やメリット・デメリットなどを解説しました。
自立した歩行が困難になり身体を動かす機会が減ると、心身の健康を損なう恐れがあります。生活環境や疾患にあう歩行支援用具を利用すれば、移動する際の不安やストレスを軽減できます。この記事を参考に、ぜひ福祉用具を活用してください。
歩行支援用具を選ぶ際の困りごとや、購入、レンタル方法などについて、いつでもお気軽にお問い合わせください。
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