更新日:
歩行補助杖の種類と選び方
「杖にはどのような種類があるのか」「杖を選ぶ際はどのような部分を参考にすればよいのか」と疑問に思っている方がいるのではないでしょうか。歩行補助杖には多点杖や特殊杖などの種類があり、形状もさまざまなものがあります。選ぶ際は大きさや使用場所を考慮してお選びください。
この記事では、歩行補助杖の選び方について解説いたします。ぜひ参考にしてみてください。
歩行補助杖について解説
歩行補助杖は、歩行を補助するために使う杖のことです。歩行補助杖を使うことで、杖と両足の3点で体重を支えることができ、足腰にかかる負担を軽減することができます。
歩行補助杖には、T字杖や多点杖、特殊杖など、さまざまな種類の杖があります。なかでも脚が分岐している多点杖は、杖の先が枝分かれしているため、接地面が広く、非常に安定感があるので安心してご利用いただけるでしょう。
なお、歩行補助杖の種類によっては介護保険を使用してレンタルいただけます。多点杖は介護保険レンタルの貸与種目に該当しますので、要介護認定を受けている方であれば、原則料金の1割(収入状況によっては2~3割)の負担で歩行補助杖をレンタル可能です。
■介護保険利用時 負担額:130円/月(1割負担の場合)
■レンタル料 1,300円/月
■販売価格 20,400円(非課税)
足腰の負担を軽減し、安定した歩行をしたい方は、ぜひご利用をご検討ください。
歩行補助杖を使うメリット
「歩行補助杖を使うとどのように生活が快適になるのか」と考えている方がいるのではないでしょうか。歩行補助杖を使うと足腰の負担が軽減され、安定した歩行が可能です。足腰が弱まっている方は、ご利用をご検討ください。
ここでは、歩行補助杖を使うメリットを解説いたします。
足腰にかかる負担を減らせる
足の筋力が落ちていたり、腰が曲がっていたりすると、よい姿勢で立ち続けるのは困難となるでしょう。そのような場合に歩行補助杖を使用することで、両足と合わせて3点で地面に接するため、足にかかる負担を分散でき、足腰の痛みの軽減が可能です。
安定して歩行できる
高齢者の方は足腰の力が弱まってバランスが取りにくくなり、歩行するときにふらついてしまうこともあるでしょう。歩行補助杖で地面に接する箇所を3点に増やすことで、安定した姿勢で歩行いただけます。
また、足腰が弱くなると歩行時のリズムが取りにくくなり、歩行が不安定になりやすいです。歩行補助杖を使うことで、リズムが取りやすくなり、歩行も安定するでしょう。安定したバランスで歩行するためには、無理のない歩行スピードを保つことも重要です。
歩行補助杖の種類
「歩行補助杖にはどのような種類があるのだろうか」と気になっている方がいるのではないでしょうか。歩行補助杖には多点杖や特殊杖などの種類があり、形状もさまざまなものがあります。
ここでは、歩行補助杖の種類について解説いたします。
多点杖
多点杖は、接地面が3~4点に分岐している歩行補助杖のことです。一般的な杖と異なり、体重を預けた際の安定度が高く、安心してご利用いただけます。
分岐している接地面が広いほど安定感が増すため、筋力が落ちていたり、片足が麻痺している感覚があったりする方におすすめの杖です。
平な場所でしか使用できないので、屋外で使用する際はご注意ください。
■介護保険利用時 負担額:142円/月(1割負担の場合)
■レンタル料 1,420円/月
■販売価格 19,300円(非課税)
特殊杖
特殊杖は以下のような種類があります。
- ロフストランド杖
- 松葉杖
ロフストランド杖は、グリップと肘に当たる部分の2箇所で腕を支えるので、しっかりと体重を乗せてご利用いただけます。握力が弱い方でも安心して利用できます。
松葉杖は、1本か2本を脇に挟んで使用します。脇に挟むことで体重をかけやすく、歩行が安定しやすいのが特徴です。
■介護保険利用時 負担額:152円/月(1割負担の場合)
■レンタル料 1,520円/月
■販売価格 10,300円(非課税)
ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
営業所は安心の365日体制。
お客様のご相談、ご要望にスピーディーに対応します。
メールは365日24時間受付
受付時間 9:00~18:00 (土日祝年末年始を除く)
歩行補助杖を選ぶ際のポイント
「歩行補助杖を選ぶ際はどのようなポイントに気をつけたらよいのだろうか」と気になっている方がいるのではないでしょうか。杖を選ぶ際は、体の状態や使用場所に合わせてお選びください。
ここでは、歩行補助杖を選ぶ際のポイントを解説いたします。
体の状態に合わせた杖を選ぶ
足腰の状態や左右のバランスなどを考慮したうえで杖を選ぶ必要があります。
どの杖が自分に合っているのかわからない場合は、福祉用具専門相談員にご相談ください。
体に合った大きさの杖を選ぶ
歩行補助杖の大きさが合っていないと、足や腰を痛める恐れがあります。実際に手に取り、体に合ったものや握りやすい持ち手のものをお選びください。
使う場所に合った杖を選ぶ
屋外であれば、長時間外出をしても疲れないような軽い素材を使った歩行補助杖がおすすめです。また、多点杖は段差が多いところでは非常に使いにくいのでご注意ください。
どこで歩行補助杖を使うのか考慮したうえでお選びいただくと安心です。
歩行補助杖をレンタルするならヤマシタにお任せください
歩行補助杖のレンタルを考えている方は多いのではないでしょうか。介護用品のレンタルをするなら、ヤマシタへお任せください。
- 介護用品・福祉用具レンタル業界最大規模の30年の歴史と全国60拠点以上
- 即日対応するための365日フォロー体制※1
- 気づきを備えた1,000名以上の福祉用具専門相談員の在籍
※1:仙台営業所、豊橋営業所、広島営業所、福岡営業所は除く
ヤマシタは30年以上サービスを提供しており、営業所は全国に60以上あります。
お住まいの最寄りの営業所が、365日すぐ対応しますので安心してご利用ください。
また、ヤマシタには1,000名以上の福祉用具専門相談員の資格を取得したスタッフがおり、お客様に合った歩行補助杖をご提案いたします。
ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
営業所は安心の365日体制。
お客様のご相談、ご要望にスピーディーに対応します。
メールは365日24時間受付
受付時間 9:00~18:00 (土日祝年末年始を除く)
まとめ
この記事では、歩行補助杖の以下のポイントについて解説いたしました。
- 歩行補助杖の種類
- 歩行補助杖を使うメリット
- 歩行補助杖を選ぶ際のポイント
足の筋肉が落ちてきたり、腰が曲がってきたりしているのであれば、歩行補助杖の利用をご検討ください。歩行補助杖を使うことで、足腰が弱っている方でも安心して歩行できるようになるでしょう。