利用者コミュニケーション
BPSD(行動・心理症状)を理解し、個別性に応じた利用者やご家族への配慮。
わたしのことを、わたしを抜きに決めないでください。
クリスティーン・ブライデン(オーストラリア在住)
厚生労働省 認知症施策ガイドライン「本人にとってよりよい暮らしガイド」より引用
- 日本社会が直面する、認知症「1000万人」の時代へ
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2025年には、認知症患者及び認知症予備群の数は人口の10分の1=1000万人を超えると言われています。欧米では認知症ケアが進んでいると言われていますが、日本においても身近な病となりつつあり、国民の認知症への正しい理解が必要な時代となっていきます。
(左右にスライドしてください) - 新しい認知症ケアとは
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今後の認知症ケアとして、厚生労働省 認知症ケア高度化推進事業の成果物である「ひもときねっと」では以下のように記載されています。
※以下、ひもときねっとより引用
『この新しい認知症ケアとは、認知症の症状への対処に焦点を合わせるのではなく、認知症の症状があってもその人の尊厳を支え、家族や地域社会との関わりを保ちながら、その人らしい、当たり前の暮らし方を目指すことを意味します。しかし、こうした新しい流れができつつある今も、認知症ケアに取り組む実践現場では、旧来のケアからなかなか抜け出せない、あるいは認知症という病気やケアに関する理解不足により、症状をさらに悪化させてしまう悪循環が生じている場合も少なくありません。ケアに携わる援助者は、認知症の人の言葉や行動にばかり目を奪われてしまい、背景にある本人からのメッセージやシグナルに気づけないでいることが多いのではないでしょうか。そのシグナルに気付いていくためには、援助者がそれを読み解く力を身につけ、その人の生活背景や事象の前後について状況分析を行いながら、『本人にとっての問題』をひも解いていくことが大切です。』
リンク:ひもときねっと(認知症介護研究・研修センターホームページ)http://www.dcnet.gr.jp/retrieve/ - 認知症サポーターの養成 「オレンジリング」
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厚生労働省は、認知症への正しい理解と認知症患者が安心して暮らせる街づくりを目的として、認知症サポーターの養成講座を全国の自治体と全国キャラバン・メイト連絡協議会との協働で開催しています。受講者には認知症サポーターの「目印」としてオレンジリングが提供されています。
そんな豊かさもヤマシタに
お手伝いさせてください。
認知症の方々の声
実際の認知症の方々はどのような思いで日常を過ごされているのでしょうか?
厚生労働省のホームページにアップされている、認知症施策ガイドライン「本人にとってよりよい暮らしガイド」をご紹介します。
大切なのは、「機器」ではなく「向き合う」こと
ヤマシタは、福祉用具貸与事業者である前に、介護保険のサービス事業者の一員です。認知症患者向けの福祉用具も多種取り扱っていますが、大切なことはご利用者本人としっかりと向き合うこと。認知症特有の症状は様々ですが、その言動の背景にあるご利用者様の本心に寄り添い、気付き、サポートさせていただく。そんなコミュニケーションをお届けしたいと考えています。