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親が認知症になったらするべきこととは?初期症状や対応方法を解説

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認知症は誰もがなり得る病気でもあり、親も例外ではありません。もしも親が認知症になった場合、介護や医療、財産の管理などを早めにする必要があります。

しかし、認知症になると介護で忙しくなったり、そもそも何をすればいいのか分からなかったりと悩む方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、親が認知症になったらするべきことを紹介します。放置するリスクについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

親が認知症になったらやるべきこと

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親が認知症になった場合は、すぐさま以下の3つのことを行いましょう。

  • 医療機関を受診する
  • 家族全員で認知症について理解する
  • 財産・相続について確認する

親の認知症を放置しておくとさまざまなリスクがあり、スムーズに取り組むことが大切です。それぞれのやるべきことを詳しく紹介します。

医療機関を受診する

「親が認知症かも?」と思った時点で、すぐに医療機関を受診しましょう。初期症状の場合は親本人が自覚しているケースもありますが、進行すればそもそも本人が自覚できなかったり、受診を拒んだりすることがあります。

とはいっても、本人が受診を拒否する場合は強引な行動は避けましょう。受診が難しいのであれば、以下を活用するのもおすすめです。

  • 地域の健康診断
  • 地域包括支援センター
  • 認知症カフェ
  • 認知症の人と家族の会

家族全員で認知症について理解する

そもそも認知症とは、加齢や病気で脳の機能が衰えたことによって、記憶力や判断力の低下を招き、日常生活に支障をきたしている状態のことです。

放置すると悪化するものの、一方的な主張は親との関係が悪くなり、治療がうまくいかない原因になります。まずは認知症に対する理解を深めて、親の気持ちに寄り添うようにしましょう。

財産・相続について確認する

認知症が進行すると判断能力がないとされて、親の預貯金の引き出しや不動産の売却ができなくなります。

契約や遺産分割協議なども無効化されてしまうため、早めに親の意思や財産は把握しておきましょう。あらかじめ親の意思を確認すれば、親族内の揉め事を予防することにもつながります。

介護の流れ

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ここでは、認知症の介護の流れを紹介します。前提として、介護サービスを利用する場合、要介護認定を受けていなければなりません。

要介護認定は自立と要支援を含めて8段階に区分されており、区分で利用できる介護サービスが決定されます。ここでは、要介護認定の申請と介護サービスの利用法に分けて紹介します。

要介護認定の申請

要介護認定の申請の流れは以下の通りです。

  1. 市町村の担当窓口へ電話で相談
  2. 要介護申請の申請
  3. 訪問調査・主治医意見書
  4. 要介護の決定
  5. 申請から30日以内に認定通知結果

まずは、お住まいの市区町村の介護保険課にて申請をしましょう。本人以外でも利用者の家族、もしくは「地域包括支援センター」「居宅介護支援事業者」「介護保険施設」の職員も変わりに申請可能です。

申請後は調査員が親のもとに訪問し、本人・家族に対する聞き取り調査がされます。74項目の認定調査票と本人の認知機能をチェックすると同時に、主治医に意見書の作成も依頼します。そして認知機能や主治医の意見書をもとに、要介護の区分が決定される流れです。

詳しくは以下記事をご覧ください。
要介護認定とは?8段階の認定基準や認定までの流れを解説

介護サービスの利用

介護サービスの利用には、介護認定後にどの介護サービスをいつ、どれだけ利用するかのケアプランの作成が必要です。ケアプランの作成は申請結果を受け取り、地域包括支援センターもしくは事業所に連絡した後です。

ケアマネージャーが自宅へ訪問して、家族・本人の要望を汲み取りながら作成されます。ケアプランには生活全般の解決すべき課題や長期目標、サービス内容などが記載されています。ケアプランの作成後は、ケアマネージャーにサービス利用開始の依頼をして、介護サービスの利用が始まります。

なお、介護サービスの自己負担額は、介護を受けた費用の1割です。また、サービス開始後もケアマネージャーがさまざまな相談に乗ってくれるため、安心して依頼できます。

詳しくは以下記事をご覧ください。
介護サービスにはどんな種類がある?タイプ別に解説

親の認知症を放置するリスク

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親の認知症は放置すると、さまざまなリスクがあります。
ここでは、具体的なリスクである以下の3つを紹介します。

  • 事故・徘徊などの発生
  • 生活習慣の悪化
  • 金銭・財産のトラブル

実際に、それぞれのリスクを詳しく見ていきましょう。

事故・徘徊などの発生

認知症が進行すると交通ルールがわからなくなったり、夜に徘徊するようになったりして、事故のリスクが高まります。特に夜間は人が見えにくく、車やバイクの事故が多くなるため注意が必要です。

反対に親が車を運転しているともなれば、判断力・視力の低下で加害者になる可能性があります。70歳以上の高齢ドライバーによる事故は珍しいことではありません。車を運転できないように免許を返上したり、玄関を工夫したりするなどして、事故・徘徊の発生を防ぎましょう。

生活習慣の悪化

認知症になると、夜の暴飲暴食や特定の食べ物だけを食べるなど、食生活が悪化します。これによって大幅な体重増減だけではなく、高血圧や糖尿病など認知症以外の病気になるリスクが高まります。

また、薬の飲み忘れや飲み過ぎが起こる可能性もあり、持病が悪化する可能性もあります。家族が協力をして、適度な運動やバランスを意識した食生活を取り入れましょう。

金銭・財産のトラブル

最後が金銭・財産のトラブルです。認知症になると、記憶力・判断力の低下から詐欺被害にあったり、お金をムダに使いすぎたりするリスクが高まります。

介護や入院費用に充てられるお金がなくなれば、家族に大きな負担がかかる可能性もあります。親の認知症が進む前に、金銭管理をしっかりとしておくことが大切です。また、一人暮らしの場合は家賃や電気の滞納を起こす可能性があるため、定期的に支払いをチェックしましょう。

認知症の初期症状を要チェック

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認知症は初期であれば本人が気づけるケースもありますが、進行していて気づかないケースもあります。認知症の早期発見をするためには、以下の初期症状に当てはまっていないかチェックしましょう。

  • 同じことを何度も話す・聞く
  • 物忘れが増えて探しもの頻度が増えた
  • お金の管理ができなくなった
  • 趣味をやめた
  • 感情的になった
  • 周囲の出来事に関心がな

当てはまる項目が多い場合は、主治医に相談しましょう。以下の記事では認知症の初期段階について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
認知症の症状|初期段階の行動や周りがとるべき対応を解説

認知症の介護におすすめの介護用品

以下は認知症の介護におすすめの介護用品です。

徘徊わかーる6900

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認知症老人徘徊感知機器です。センサーで家族に外出を知らせてくれて、夜の徘徊を防いでくれます。受信機からアラーム音で知らせてくれるほか、画面でも状況確認ができます。料金は介護保険1割負担で月400円、1ヶ月レンタルであれば4,000円です。

お薬のんでね!

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「お薬のんでね!」は、薬の時間になると音と光でお知らせして、薬の入ったケースが出てくる製品です。1日4回、9日間分の薬をセットすることができます。

まとめ

本記事では、親が認知症になったときにやるべきことや、介護の流れを紹介しました。認知症は初期であれば本人が気づけるケースもあるものの、進行するほど受診を拒否したり、気づかなかったりすることもあります。

放置していると進行し、事故・徘徊のリスクや金銭・財産のトラブルに巻き込まれる可能性があります。時には加害者になってしまうこともあるでしょう。

事故やトラブルを防ぐには、早めに医師の受診を受けることが大切です。本記事で紹介した内容をもとにして、親が認知症かも?と思ったら早めに対処をしていきましょう。

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