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歩行補助杖の種類と選び方!介護保険の利用方法も解説

歩行補助杖の種類と選び方!介護保険の利用方法も解説

歩くときに足腰の痛みやふらつきを感じ、転倒しそうになった経験はありませんか?

歩行補助杖を利用すれば、歩く際の痛みや不安を軽減し、より安全に長い距離を歩けるようになります。

とはいえ、杖にはさまざまな種類があり、どれを使えば良いのかわからない方もいるでしょう。

そこで本記事では、歩行補助杖の種類や選び方についてわかりやすく解説します。杖を使うメリットや介護保険の利用方法についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

歩行補助杖の役割

歩行補助杖は、歩くときの痛みや不安を和らげるための福祉用具です。足腰への負担を軽減でき、転倒のリスクを下げられます。

シルバーカーや車椅子に比べるとコンパクトで目立たないため、これまで福祉用具を使ったことがない方でも抵抗なく利用できるでしょう。

ただし、歩行補助杖は持ち運びが容易で気軽に使いやすいものの、サポート力は強くありません。支えがなくても自分の力で立っていられる人に向いています。

なお、杖以外にも歩行をサポートする福祉用具があります。詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:歩行支援とは|症状別に介護用品の選び方やおすすめ商品を紹介

歩行補助杖を使うメリット

歩行補助杖を使うメリット
歩行補助杖を使うなんて大げさだ」と感じる方もいるのではないでしょうか。歩行補助杖には多くのメリットがあります。

歩行時に転倒しそうになり、ヒヤリとした経験がある方は、ぜひ利用を検討してみてください。

足腰の痛みを減らせる

足腰の負担は歩行補助杖を

歩行補助杖を利用するメリットは、歩行時に感じる足腰の痛みを軽減できる点です。杖に体重を預ける分、足や腰にかかる負担を減らせるからです。

歩く際に痛みが生じると、バランスを崩し転倒する恐れもあります。歩行時の痛みを自覚している方は、我慢せず、歩行補助杖を利用するのがおすすめです。

安定して歩行できる

足腰の力が弱まったり、病気の後遺症で足を動かしにくくなったりすると、歩行時のバランスが取りにくくなり、歩行のリズムに乱れが生じます。

歩行補助杖を利用すれば、足腰への負担を軽減できるため、歩行が安定し、転倒のリスクを下げられます。

慣れないうちは、面倒くささや使いづらさを感じるかもしれません。しかし、コツをつかめば安定して歩けるようになるため、ぜひ試してみてください。

歩行補助杖の種類

一言に歩行補助杖と言っても、多点杖や特殊杖などの種類があり、形状もさまざまなものがあります。

  • 多点杖
  • ロフストランドクラッチ
  • 松葉杖
  • T字杖
  • 折りたたみ杖
  • 二本杖

それぞれの特徴を紹介します。

多点杖

多点杖は、杖の先が3~4点に分岐している歩行補助杖です。安定性が高く、安心して体重をかけられます。

一般的なT字杖では頼りないと感じる人や、膝の痛みが気になり歩くのがつらい人におすすめです。

杖の先が広い分、段差や坂道では使えない商品もあります。屋外で杖を使用したい場合は、ケアマネジャーや福祉用具専門員に相談するようにしましょう。

カーボン四点可動式スモールタイプ

カーボン四点可動式スモールタイプ

■介護保険利用時 負担額:118円/月(1割負担の場合)
■レンタル料 1,180円/月
■販売価格 21,500円(非課税)

ロフストランドクラッチ

ロフストランド杖には、杖の上部に前腕を通すカフ(輪っか)があり、手を離しても杖が落ちません。

腕にフィットして体を支えてくれるので、杖にしっかりと体重を乗せられます。

握力が弱く持ち手をしっかりと握れない人や、麻痺のある人、足に体重をかけられない人に適しています。

ロフストランドクラッチ S

ロフストランドクラッチ S

■介護保険利用時 負担額:132円/月(1割負担の場合)
■レンタル料 1,320円/月
■販売価格 10,300円(非課税)

松葉杖

松葉杖は脇に挟んで使用する歩行補助杖です。

上半身の力で体重を支え、足への負担を大幅に軽減できるため、骨折や手術後だけでなく、慢性的な疾患で足に体重をかけられない人にも適しています。

ただし、松葉杖を使って移動するには広いスペースが必要です。狭い道や人混みでは使えないこともあります。

また、杖自体が大きく、使いこなすには筋力やバランス能力が求められます。

アルミ製松葉杖/2本組

アルミ製松葉杖/2本組

■介護保険利用時 負担額:138円/月(1割負担の場合)
■レンタル料 1,380円/月
■販売価格 11,880円(非課税)

T字杖

T字杖は軽量で扱いやすい歩行補助具杖です。

使い方もシンプルで、違和感なく使えるため、福祉用具の利用に抵抗のある方でも利用しやすいでしょう。

折りたためるタイプもあり、持ち運びも容易です。

T字杖は手軽な反面、体重を支える力は強くありません。歩行時のバランスを良くするための歩行補助杖です。

また、杖が自立しないため、杖から手を離すと床に倒れてしまう点にも注意が必要です。

ベーシック 伸縮S・M兼用

ベーシック 伸縮S・M兼用

■販売価格 4,180円(税込)

折りたたみ杖

その名の通り、折りたたみ杖は折りたたむことでコンパクトにできる杖を指します。

持ち運びの負担を考慮し、軽量設計になっています。T字杖をベースにしたものが多いですが、ロフストランドクラッチや松葉杖にも、折りたためる商品があります。

ただし、組み立ての手間があることを知っておきましょう。電車やバスでの移動が多い、自家用車が狭いなど、使っていない時の杖の保管場所に困っている人におすすめです。

かるがもE 折畳S

抗ウイルス あんしん2本杖

■販売価格 5,940円(税込)

2本杖

2本杖は、両手に1本ずつ持って使います。

両足と2本の杖の4点で体を支えるため、バランスが安定し、足腰への負担を軽減できます。

また、両手に杖を持つことで背筋が伸び、良い姿勢をキープできるのもメリットです。

ただし、両手が塞がるため、買い物で手提げ袋を使ったり、階段で手すりを持ったりする場合は杖が邪魔になることもあります。

体力向上のためにウォーキングをする人におすすめです。

抗ウイルス あんしん2本杖

かるがもE 折畳S

■販売価格 9,900円(税込)

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歩行補助杖を選ぶポイント

歩行補助杖を選ぶポイント
歩行補助杖の種類は多く、どの杖を選べばよいのか悩む人もいるのではないでしょうか。

ここでは、歩行補助杖を選ぶ際のポイントを解説します。

体の状態にあわせた杖を選ぶ

歩行補助杖は、歩行能力をカバーするための福祉用具です。体力や筋力、バランス感覚、痛みの程度、身体状態を把握したうえで、杖を選ぶことが大切です。

例えば、足腰の筋力が低下している場合は、安定性の高い多点杖や、体重を分散できる2本杖がおすすめです。

片麻痺がある場合は、より体重をかけやすいロフストランドクラッチや、松葉杖が良いでしょう。

しかし、上記は一例にすぎません。麻痺のある人でも、T字杖や多点杖の利用が適している場合もあります。

歩行がしづらくなる要因は一つだけではなく、残された能力も人によって異なるからです。同じ疾患がある人でも、適切な杖は異なります。

理学療法士や福祉用具専門員などに相談すれば、身体状況を客観的に判断し、最適な杖を提案してくれるので安心です。

ただし、実際には使ってみないとわからないところもあるため、複数の種類の杖を試してみて、もっともスムーズに歩行できる杖を選ぶのが理想的です。

体に合った大きさの杖を選ぶ

杖を選ぶ際は、長さに注目しましょう。杖が長すぎたり、短すぎたりする場合は、かえって歩行が不安定になり、足や腰を痛める恐れがあります。

杖の適切な長さの目安は、床から足の付け根までの長さです。多くの杖は長さを変えられるように作られているため、調整してみましょう。

なお、自分で調整するのが難しい場合は、福祉用具のプロである福祉用具相談員に調整してもらう方法もあります。

また、持ち手(グリップ)の握りやすさも重要です。たとえば、手の小さい人が太いグリップの杖を利用すると、握るのに多くの力が必要になり、腕や肩が疲れてしまいます。

グリップの太さや素材は商品によってさまざまで、同じ種類の杖でも使い心地が異なるため、歩行補助杖を選ぶ際は実際に商品を手に取ってフィット感を確かめましょう。

さらに、杖の重さもポイントです。重たい杖は安定性がある一方で、特に体力のない人が一歩進むごとに持ち上げるのは大変です。

体力や握力に自信がない人は、できるだけ軽い杖を選ぶと良いでしょう。

使う場所にあった杖を選ぶ

杖を選ぶ際は、どこで使うのかを考えましょう。同じ状態の人であっても、杖を利用するシーンや自宅周囲の環境によって、使いやすい杖は異なります。

たとえば、屋内・屋外どちらで主に杖を使いたいのかによっても、選ぶべき杖の種類が変わってきます。

多点杖は安定性に優れている一方で、段差やでこぼこ道の多い屋外で使用する場合は杖先が引っかかりやすく、転倒のリスクが高まる可能性があります。

また、ロフストランドクラッチは、杖が身体から離れて倒れてしまう心配が少ないものの、着脱に手間がかかるため、立ち座りの頻度が高い人は不便に感じるでしょう。

さらに、T字杖を利用する場合も、旅行中に長距離を歩く場合のみ利用したい場合は、軽量でコンパクトな折りたたみ杖が候補となります。

このように、使用する場所や頻度を考慮することで、より利用者に適した歩行補助杖を見つけやすくなります。

杖は介護保険を利用してレンタル・購入できる

T字杖以外の歩行補助杖をレンタル・購入する際は、介護保険を利用することで自己負担を1~3割に抑えられます。

2024年度の法改正により、多点杖やロフストランドクラッチについては、購入も認められるようになりました。

より詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:介護保険で杖のレンタル・購入を選べる!介護保険制度の改定内容を解説

杖はレンタルと購入どちらがおすすめ?

レンタルであれば、杖先のゴムの交換や修理代などのメンテナンス費用を負担する必要がありません。

また、歩行能力や生活スタイルの変化により、杖を変更したい場合は、レンタルであればすぐに変更できます。

ずっと同じ杖を使う場合、購入した方が安くつく場合もありますが、購入費とは別にメンテナンスにお金がかかる場合もあります。

「中古品が苦手である」「他のサービスとの兼ね合いで杖は購入した方が良い」といった理由がない限り、レンタルが良いでしょう。

介護保険を利用してレンタルする方法

介護保険を利用して、杖をレンタルする主な流れは以下のとおりです。

  1. 介護保険を申請し、要支援または要介護の区分認定を受ける
  2. ケアマネジャーに歩行補助杖をレンタルしたいことを伝える
  3. 福祉用具貸与事業所を選定する
  4. 業者と相談しながら、レンタルする杖を決める
  5. 福祉用具貸与事業所と契約し、杖のレンタルを開始する

福祉用具の業者に心当たりがない場合は、ケアマネジャーが紹介してくれます。

また、杖の選定についても、福祉用具専門員が自宅にサンプルを持ってきてくれるため、使い方や費用など質問しながら選定すると良いでしょう。

なお、介護保険の区分認定をまだ受けていない方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:介護保険の申請手続きの流れ|窓口・条件・必要書類を解説

歩行補助杖をレンタルするならヤマシタにお任せください

歩行補助杖の利用を考えている方は、ぜひヤマシタへお任せください。経験豊富な福祉用具の専門員が、あなたにぴったりの歩行補助杖を提案します。

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まとめ

足腰の痛みや、筋力の低下を自覚している人は、ぜひ歩行補助杖の利用を検討してみてください。

歩行補助杖を使うことで、安心して歩行できるようになり、体力の維持や向上が期待できます。

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