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豊かさを届ける福祉用具サービス 全国ネットワークを活かした利用者支援

福祉用具大手ヤマシタ(静岡県島田市、山下和洋社長)の「豊かさを届ける福祉用具サービス」をテーマに現場の実践を紹介する本連載。実際の介護場面では疾患や障害だけでなく、利用者や家族が抱える事情や環境も当然異なる。京都北営業所の村田亮所長によると、時に営業所の垣根を越えた連携により、ひとりの利用者の支援を行うこともあるのだという。

サービスは京都 保険者は和歌山

ガンの先進治療を受けるため、和歌山県から一時的に京都市へ越してきたAさん。ヤマシタでは京都北営業所が福祉用具サービスを提供することになった。特殊寝台、歩行器、手すりなどの導入を行い、仮住まいにも必要な療養環境が整えられつつあった。

問題が起こったのはシャワーチェアの購入時。住民票は移していないので、保険者の田辺市に特定福祉用具購入の申請をしなければならない。特定福祉用具購入や住宅改修は、保険者によって申請書類だけでなく、支払い方法も受領委任払い、償還払いと異なるため、京都の担当ケアマネジャーも県をまたいでのケースに困惑した様子だったという。

そこで、京都北営業所は同社の田辺営業所と連携し、申請書を取り寄せ、申請内容や支払い方法を確認した。全国に60以上の拠点を持つ同社ならではの連携だ。記入が必要な箇所に付箋を貼り、担当ケアマネジャーに渡したところ、「普段やり取りをしない遠方の保険者で困っていたので助かりました」ととても喜んでもらえたという。利用者からも、「一時的とはいえ、慣れない環境で心細かったですが、制度のことなどを丁寧に教えてくれたり、細やかな対応をしてもらい、安心して治療に専念することができました」と感謝の言葉が寄せられた。

「Aさんのケースに限らず、例えば身内の家を転々とされることも在宅介護ではよくあることです。住む場所が変われば、サービス事業者も変わりますが、当社では拠点間で情報を引き継ぎ、使い慣れた同じ福祉用具を使ってもらうことで、できる限り、その方にあった環境を提供できるようにしています」と村田所長。そのほか、「旅行先で車いすが故障した」「県外で緊急入院することになった」など突発的なアクシデントの際も、多くの拠点を持つ強みが発揮されるという。

「年々拠点は増えていますので、より拠点間で連携した支援がしやすくなっています。ご本人やご家族が抱える事情はさまざまですが、今後も一丸となって、それぞれの生活に寄り添ったサービス提供を目指していきます」(村田所長)


京都北営業所 村田亮所長

提供元:シルバー産業新聞 2021.05.10

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