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高齢者におすすめの脳トレとは? おすすめ10選と期待できる効果を解説!

高齢者におすすめの脳トレとは?おすすめ10選と期待できる効果を解説!のイメージ


脳トレとは「脳力トレーニング」の略語であり、高齢者の脳機能に効果があるとして、施設やデイサービスなどで一般的に行われています。
しかし、脳トレは種類が多く「何をどのようにやればよいのかわからない」という方もいるでしょう。

本記事では、高齢者におすすめの脳トレ10種類について、その方法や特徴を解説します。
また、脳トレによって期待できる効果もあわせて解説していきます。

高齢者におすすめの脳トレ10選


高齢者におすすめの脳トレ10選のイメージ

高齢者におすすめの脳トレ10種類を以下で紹介します。

  • 計算問題
  • 漢字問題
  • なぞなぞ
  • 早口ことば
  • 都道府県クイズ
  • 仲間はずれ探し
  • 指折り体操
  • 足踏み体操
  • 後出しじゃんけん
  • 色読みクイズ

それぞれの方法や特徴を見ていきましょう

計算問題

紙や計算ドリルに書かれた問題を順に解いていきます。
難易度は、簡単にすらすら解けるくらいの問題がおすすめです。
難しい問題よりも簡単な方が、脳が活性化しやすいといわれているからです。

しかし、あまりにも簡単な問題を提示すると、高齢者の自尊心を傷つけてしまいます。
取り組む方の能力に応じて、心地よく進められる問題を用意しましょう。

漢字問題

漢字の書字と読みをそれぞれ行います。
書字は、正しい書き順を思い出したり書いたりすることが、記憶力や手先の機能向上につながります。
字の形を意識して正確に書くことで、物体の構成力や視空間認知力を養うことも可能です。
特定の部首を提示し、どのような漢字があるか答えてもらうのもよいでしょう。

読みは、四字熟語の読みや意味を答えます。
実際には存在しない漢字を提示し、どのように読めそうかを想像して答えてもらってもよいでしょう。想像力を鍛える練習になります。

なぞなぞ

なぞなぞは、ふだんと異なる頭の使い方が求められる課題です。
そのため、思考力や想像力を鍛える練習になります。
ことばが本来もつ意味と異なる意味や読み方を想像するため、ことば遊びの要素があり、思考をさまざまにめぐらせることが可能です。
答えが間違っていても、回答を聞いて「なるほど!」と思えることが大切です。

早口ことば

早口ことばは、ふだんよりも早く正確にことばを発しないといけません。
そのため、以下のように幅広い脳の機能が求められます。

  • ことばを生成する
  • 早く発音する
  • 正しく発音する
  • 正しく発音されているかどうか判断する

また、早口ことばによって唾液が分泌され、舌や口の筋力も向上するため、飲み込みの機能改善も期待できます。
そのほか、声量が大きくなって呼吸状態の改善にもつながるでしょう。

都道府県クイズ

各都道府県の特徴を提示し、答えてもらいます。
提示された特徴と、高齢者の知っている知識とを整合させることが大切です。

  • 日本で一番面積が広いところは?
  • うどんが最も有名なのは?
  • この中で海に面していないのは何県?

はじめは難しいヒントから提示し、何個目のヒントで答えられたかによって得点を競うと盛り上がります。

仲間はずれ探し

3~5つ程度のキーワードや絵の中に、一つだけ仲間はずれを用意します。

  • 果物の中に野菜を入れる
  • 哺乳類の動物の中に鳥を入れる
  • 都道府県の中に海に面していない場所をひとつ入れる

見ている物をカテゴライズし、規則性を考えることが脳のトレーニングになります。

指折り体操

指は第2の脳といわれており、動かすことで脳の活性化につながります。
指折り体操は寝ていても行えるため、多くの方で実践可能です。

両手を開き、左右同時に親指から一本ずつ折り、小指まで折ったら反対に開いていきます。
慣れてきたら徐々にスピードを上げていきましょう。
また、数をかぞえながら行うことで、さらに脳の活性化につながります。

足踏み体操

椅子に座り、声かけに合わせて足踏みをします。
はじめは足のみ動かし、慣れてきたら腕をふりながら行いましょう。
手と足をリズム良く動かせるようになったら、数をかぞえながら行います。

3の倍数のときだけ手拍子を入れたり、膝をたたいたりするなど、いろいろな手の動きを混ぜるとより効果的です。

後出しじゃんけん

相手が出した手よりワンテンポ遅く手を出します。
後出しで出す手を「勝つ」「あいこ」「負ける」から指定します。
たとえば「今から私が出す手に、後出しをして負けてください」といったように指定するのです。

慣れてきたらスピードを上げ、指定する条件もすばやく変えていきましょう。
集中力・判断力・遂行力を鍛える効果が期待できます。

色読みクイズ

色の名前が書かれた文字の「色」を答えます。

以下のように行いましょう。

  • 赤という文字が青色で書かれていれば「あお」と答える
  • 青という文字が緑色で書かれていれば「みどり」と答える

急いで答えようとすると、色ではなく字を読んでしまいます。
一度立ち止まって「何色で書かれてあるか」を考えることが大切です。
注意力と脳の抑制コントロール(がまんする)の練習になります。

高齢者が行う脳トレの効果

高齢者が行う脳トレの効果イメージ

高齢者が行う脳トレには、以下のようにさまざまな効果が期待できます。

  • 認知機能が維持できる
  • 前頭前野が刺激される
  • ストレスを発散できる
  • 自己肯定感や意欲が向上する
  • コミュニケーションのきっかけができる

それぞれ見ていきましょう。

認知機能が維持できる

脳トレの代表的な効果は、記憶力や注意力、判断力といった認知機能を維持できることです。認知機能の維持により、認知症が予防できます。
たとえ認知症になってしまっても、脳トレによって認知機能が維持できれば、進行を予防できるのです。

また、脳トレでは頭を使う活動に加えて、身体も動かします。
脳は身体の動きも担っているため、考えたり運動したりすることで脳全体が活発になり、認知機能が維持できます。

前頭前野が刺激される

前頭前野は、人間が社会生活を営むうえで大切な機能を担っている部分です。
前頭前野の働きは以下のとおりです。

  • 考える
  • 感情をコントロールする
  • 行動を抑制する

高齢になり脳の機能が衰えると、よく考えずに行動したり、イライラする・泣き出すといった感情のコントロールができなくなったりします。
さらに、行動を抑えきれず、手を出したり暴言を吐いたりしてしまうこともあります。

前頭前野の機能を改善し、社会性を保つ意味でも脳トレは重要です。

ストレスを発散できる

高齢になると、若い頃にしていたことが思うようにできなくなり、ストレスを感じる場合があります。
脳トレには、高齢者に取り組みやすい簡単な課題やゲームが多いため、ストレスをためることなく行えます。

たとえ少し難易度が上がったとしても、問題が解けたことで充足感を得られるため、ストレスの発散になるでしょう。
盛り上がってドキドキ・ハラハラすると、自然に笑顔もこぼれます。

自己肯定感や意欲が向上する

高齢になりできないことが増えてくると、居場所がなくなったように感じ、自分を責めたり閉じこもったりするようになります。

脳トレをとおして「できること」を多く経験すると、自分自身のことを肯定しやすくなります。意欲が向上し、活動的になるためにも脳トレは重要です。

コミュニケーションのきっかけができる

コミュニケーションのきっかけができるイメージ

脳トレは、自分だけでなく他者と協力したり相談したりして行う課題もあります。
たとえば、漢字の読みやなぞなぞなどは、自分ひとりで考えていても答えがなかなか浮かばないことがあるでしょう。
そのような場合でも、近くの人と相談すると答えを導き出せ、互いに喜びを分かち合えます。

脳トレは、そういったコミュニケーションのきっかけにもなり、他者との交流を促進して意欲的な毎日を送れる効果があります。

まとめ

高齢者が行う脳トレには、それぞれ方法や注意点があります。
そのため、適切に種類を選ぶ必要があります。
脳トレには高齢者の認知機能を維持し、いきいきとした生活を送れる素晴らしい効果があります。
施設やデイサービスなどで実践する際は、高齢者の能力や性格などを考慮しながら、相手の能力を引き出せるよう工夫していくことが大切です。

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