介護保険レンタル相談・カタログ請求はこちら

更新日:

たまには、寄り道してみませんか? 三軒茶屋・「スペースココカラ。」

たまには、寄り道してみませんか? 三軒茶屋・「スペースココカラ。」

これまで気になるイベントや気になる人を紹介してきた「ヤマシタ、シマシタ。」のレポートシリーズですが、今回は気になる場所を紹介!
今回紹介するのは、2023年2月16日に三軒茶屋エリア(世田谷区太子堂)にオープンした「スペース ココカラ。」。
いったいどんな場所なのでしょうか、さっそく紹介していきましょう。

みんなに会いたくて、ちょっと寄り道したくなる居場所。
それが「スペース ココカラ。」

「スペース ココカラ。」外観

「スペース ココカラ。」外観

「スペース ココカラ。」は「地域の中にちょっと立ち寄れる場所があったらいいよね」という声から、障害の有無に関係なく水平に支えあうしくみである「パートナーセンター」とのつながりも目指して社会福祉法人 世田谷区ボランティア協会の「居場所事業」としてスタート。「文庫屋」「相談処」以外にも試験的にイベントを開催しているそうです。
「スペース ココカラ。」は木曜日、金曜日、土曜日の12時から18時まで開室しています。

三軒茶屋駅から徒歩2分、バリアフリーなので車いすでも安心

「スペース ココカラ。」外観

「スペース ココカラ。」外観

「スペース ココカラ。」は東急田園都市線三軒茶屋駅から徒歩2分ほどの距離。
淡島通りを下北沢方面へ進み、薬局が入居しているビルの路地を入ると、「スペース ココカラ。」が目の前にあらわれます。

「スペース ココカラ。」の入り口は誰でも入れるようにバリアフリーになっている

「スペース ココカラ。」の入り口は誰でも入れるようにバリアフリーになっている

誰でも気軽に入れるように、入口はバリアフリーになっています。
段差もなく、自動ドアになっていて入りやすい工夫が。これなら車いすや歩行器でも安心ですね。

「文庫屋」と「相談処」が同居

「文庫屋」には多くの本が。配架は定期的に変わるそう

「文庫屋」には多くの本が。配架は定期的に変わるそう

「スペース ココカラ。」に入ると、中には素敵な空間が広がっていました。
広く取られたスペースの中央にはテーブルがひとつ置かれ、それを取り囲むようにいすが配置されています。
壁面には、パートナーセンターが運営する「文庫屋」の本がぎっしり。こちらの本は購入できるそうで、ほかにも雑誌やレコードなどが置いてあります。自由に読書をしたり、音楽を聴いたりすることもできるそうです。

「相談処」は落ち着いた雰囲気

「相談処」は落ち着いた雰囲気

個室の「相談処」も設置。ぽーとせたがやのサテライトとしての役割も担っています。
いわゆる相談のための場所というよりは、普段の居場所の延長のようなイメージで、気軽に相談ができそうです。

フリースペースならではの出会いやサプライズも

「スペース ココカラ。」の中は広々としたスペースになっている

「スペース ココカラ。」の中は広々としたスペースになっている

筆者が訪問した頃には既に「スペース ココカラ。」には先客が。Tさんと宮田さんにお話を聞いていると、次々にいろいろな方が到着。
アキさん、Oさんを含めた4名にお話を伺うことができました。

空いた時間にちょっと立ち寄れる

本棚に飾ってあった古い鉛筆削り。「これは何だろう?」そんな会話のきっかけが「スペース ココカラ。」のいたるところにちりばめられています

本棚に飾ってあった古い鉛筆削り。
「これは何だろう?」そんな会話のきっかけが「スペース ココカラ。」のいたるところにちりばめられています

みなさんはちょっと会いた時間にこの場所を利用されているそうです。この日も、Oさんが差し入れてくれたお菓子を食べながらみんなで談笑。

アキさんが感じる「スペース ココカラ。」の魅力は「ここに来れば誰かがいる」こと。おしゃべりを楽しんだり、新しい本を探したりすることも楽しみのひとつだそうです。

素敵なストーリーがはじまる居場所

当事者の方が個展を開催した際の絵のコピーが「スペース ココカラ。」にも飾られている

当事者の方が個展を開催した際の絵のコピーが「スペース ココカラ。」にも飾られている

実はスペース内の「机」と「椅子」ケアセンターふらっとに通う当事者の方が選んだものだそうです。
その方はもともとインテリアデザイナーの仕事をしており、「スペース ココカラ。」立ち上げの際にお願いしたところ、快諾。
その方は利き手ではない左手で絵を描いており、インテリアのお礼にと「スペース ココカラ。」で2日間個展を開催することに。
個展は両日通して200名以上の人が訪れ、絵も完売。大盛況のうちに終わったそうです。

その後その方は個展のノウハウをもとにギャラリーでも個展を開催するなど、活動拡大のきっかけとなりました。
「スペース ココカラ。」にもその際の絵のコピーがおいてありますよ。
「スペース ココカラ。」は、そんな素敵なストーリーがはじまる場所でもあるんです。

「スペース ココカラ。」はみんなにとってどんな場所?

「スペース ココカラ。」はいつ来ても楽しい雰囲気だそうです

「スペース ココカラ。」はいつ来ても楽しい雰囲気だそうです

「スペース ココカラ。」は皆さんにとってはどんな場所なのでしょうか。Oさんと宮田さんに話を聞きました。

Oさん

「スペース ココカラ。」に通うOさん

甘いものが大好きだというOさん

時間帯はまちまちですが、「スペース ココカラ。」には良く来ます。
ここに来ると「スペース ココカラ。」の川邊さんや山内さんをはじめ、いろんな人と話ができて楽しいです。
時には愚痴を聞いてもらったりすることもありますよ。
道端では終わってしまうような話も、ここでは深く話ができる点が魅力だと思います。

宮田さん

「スペース ココカラ。」に通う宮田さん

もともとは教師をしていたという宮田さん

Oさんが言うような、そういう居場所ってどこかにないとね。
みんなも何かを解決してほしいというよりは、ただ話を聞いてほしいんです。
おたがいさまのこころでみんなと関わっていけることが、「スペース ココカラ。」の魅力だと思いますね。
仕事をしていた頃は仕事がらみの人としか出会えなかったけど、ここでは年代、性別、障害の有無に関係なくいろいろな人と出会うことができる。「スペース ココカラ。」はそんな素敵な居場所ですよ。

たまには、寄り道してみませんか?

「雑誌やレコードなども置いてあり、自由に読書をしたり、音楽を聴いたりすることもできる

雑誌やレコードなども置いてあり、自由に読書をしたり、音楽を聴いたりすることもできるそうです

「スペース ココカラ。」は年代、性別、障害の有無に関係なくいろいろな人と出会うことができる居場所。そして、何かが始まる予感がする素敵な場所です。
たまにはちょっと寄り道をして、「スペース ココカラ。」を訪れてみてはいかがでしょうか?

「スペース ココカラ。」概要

「スペース ココカラ。」外観

「スペース ココカラ。」外観

名称:スペース ココカラ。
開室日:木・金・土曜日
時 間:12:00~18:00
所在地:世田谷区太子堂4‐26‐9
問い合わせ先:03‐6804‐0405(ぽーとせたがや)

取材協力:社会福祉法人 世田谷ボランティア協会
文・写真:金子修平

介護保険レンタルや
介護保険の申請方法など、
ご不安やご不明点がありましたら
お気軽にご相談ください。

お電話からのお問い合わせ

専門スタッフが対応します。
どんなことでもご相談ください

0120-203-001

月〜金 9:00-18:00(土日祝日はお休み)

お問い合わせフォームからはこちら

ご相談はもちろん、
カタログ請求にもご利用いただけます

お問い合わせフォームはこちら

お急ぎの場合はお電話よりお問い合わせください