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池尻・三宿エリア 「にんにん会」ってどんな会? 「積み木を作ってこどもたちに贈ろうプロジェクト」が進行中
2023年8月18日、池尻まちづくりセンター内活動フロアにおいて、「池尻・三宿 にんにん会」が主催する「積み木を作ってこどもたちに贈ろうプロジェクト」の活動がスタートしました。
ヤマシタ世田谷営業所で池尻・三宿エリアを担当する金子・本村も活動に参加。今回の記事ではその模様をレポートします。
「池尻・三宿 にんにん会」ってどんな会?
「池尻・三宿 にんにん会」は池尻あんしんすこやかセンターの声かけで始まった、障害や認知症があってもなくても、「人」と「人」が「認」め合って住み慣れたまちで安心して暮らせるように、様々な活動をしていく会です。これまでに世田谷公園でのお花見会や、商店会のガーランドづくりなど、様々な活動を行ってきました。
ここ数年、コロナ禍で誰もが社会とつながることが難しくなっている中、特に介護が必要な方々は、感染対策をすればするほど、孤立しがちになっていました。
池尻地域の介護事業者の方々と何か活動できないだろうかと、そんな話の中から、誕生した「池尻・三宿 にんにん会」。
介護する側・される側、認知症や障害、年齢、性別、国籍など、属性を問わず、人と人が、それぞれの力を活かして、地域・社会と繋がっていけるといいな……そんな思いで活動が始まりました。
積み木づくり、はじめました
「積み木をつくってこどもたちに贈ろうプロジェクト」は地域のいろいろな方と協力しながら、ゼロから手作りの安全な積み木を作り、こどもたちにプレゼントをするプロジェクト。
「それぞれが持つチカラを活かして、地域のこどもたちに手作りの積み木をプレゼントできたら素敵だよね」。そんなメンバーの言葉がきっかけではじまりました。
江戸川区の木工所や福祉用具事業者が木材を提供、地域の方がその木材をカットしてくれ、少しずつ積み木の完成が見えてきました。
木材にやすりをかけて、積み木の原型をつくろう
今回のイベントでは、実際にカットされた木材にやすりがけを行い、角を取って危なくないように形を作ります。
作業の担い手は地域のみなさん。午前10時から12時までと午後2時から4時までの2部制で、いつでもだれでも参加自由。流動的ですが、いろいろな方がまちづくりセンターを訪れ、積み木にやすりをかけてくれました。
楽しくやすりがけ
筆者が会場に到着したのは午前11時過ぎ。会場ではすでにあんしんすこやかセンターの方3名と地域の方3名がやすりがけを行ってくれていました。
談笑しながらやすりがけをしていると、あっという間に1時間が経過。
積み木の原型が完成
午後の部では筆者は15時ごろに到着。地域の方を含めた6名の方がやすりがけを行ってくれていました。
元・宮大工だという方の見事な手さばきでみるみるうちに積み木の原型ができあがっていきます。一日かけてたくさんの積み木の原型をつくることができました。
みなさんも、一緒に積み木を作りませんか?
「にんにん会」では、「積み木を作ってこどもたちに贈ろうプロジェクト」が進行中です。
協力できる方を募り、材料を集め、木をカットして、オイルで塗装して……まだまだ必要な工程はたくさんあります。
今後も定期的に積み木づくりのイベントは継続予定。ちょっと寄っていただけるだけでも大歓迎です。障害や認知症があってもなくても、少しだけでも、関わり方はどんな形でも大丈夫。
一緒に、積み木を作ってこどもたちに贈りませんか?
池尻・三宿 にんにん会とは?
「にん」「にん」=「人」「認」
コロナ禍で人と人、住んでいるまちとの繋がりが希薄になってきています。
年をとっても、若くても。
障害や認知症があってもなくても。
「人」と「人」が「認」め合って。
住み慣れたまちで、安心して暮らせるように。
それぞれのチカラを活かして、地域やまちと繋がっていけたら……。
そんな思いで、いろいろな活動を行っていく会です。
「こんなことできるんじゃない?」
「こんなこと、あったらいいな」
「一緒にやってみようかな」などなど、
池尻・三宿 にんにん会では一緒に活動して下さる方や活動のアイデアを募集中です。
詳細は池尻あんしんすこやかセンター(03-5433-2512)までお問合せください。
池尻・三宿 にんにん会 メンバー
池尻あんしんすこやかセンター
社会福祉法人こうれいきょう デイ・ホーム池尻
社会福祉法人こうれいきょう デイ・ホーム三宿
社会福祉法人こうれいきょう 小規模多機能ホーム三宿
社会福祉法人奉優会 優っくりグループホーム池尻
優っくり小規模多機能介護池尻
東京海上日動ベターライフサービス株式会社 みずたま介護ステーション三軒茶屋
ぽーとせたがや
株式会社ヤマシタ 世田谷営業所
取材協力:池尻・三宿 にんにん会
文・写真:金子修平